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白人至上主義者の苦悩と贖罪 実話映画『SKIN/スキン』特報公開

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長編映画『SKIN/スキン』のキービジュアルと特報が公開された。

『第91アカデミー賞』短編映画賞を受賞した『SKIN』をもとにした同作は、2003年にアメリカで発足したスキンヘッズ「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ウィドナーの実話に基づいた社会派ドラマ。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会ったことで自らの悪行を悔い、新たな人生を始めようするが、脱会を許さないかつての同志たちから執拗な脅迫や暴力を受けることになるというあらすじだ。公開は5月9日。

キービジュアルには「人は、生まれ変わることができるのか」というコピーと共に、ジェイミー・ベル演じるブライオンの姿が写し出されているほか、特報ではハーケンクロイツの旗を掲げたレイシズム団体の中央で、松明を手にしたブライオンが町を闊歩する場面や、タトゥーの除去手術を行なうシーンなどが確認できる。ジェイミー・ベルは短期間で体重を20ポンド増やし、本物のブライオンに会いに行ったり、彼が属していたグループを追跡したりするなど独自に研究を行なって撮影に挑んだという。

ガイ・ナティーヴ監督のコメント

私たちは狂った時代に生きています。人々は希望を失いました。「平和」と「愛」という言葉は無秩序なものとなり、反対に、暴力と憎しみは24時間年中無休で蔓延しています。2012年にブライオンの記事を読んだとき、アメリカはまだ今とは異なる状況にあったけれど、私はすでに破滅の兆しを感じていた。だからこそ、一見不可能に思える変化を経験した男の希有な物語を伝えることが重要だと感じたのです。