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有村架純が伊藤健太郎らにコーヒーをサーブ、松重豊は薬師丸ひろ子に触れた過去明かす

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「コーヒーが冷めないうちに」完成披露の様子。

「コーヒーが冷めないうちに」の完成披露が本日8月23日に東京・TOHOシネマズ 日比谷にて開催され、キャストの有村架純、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子、監督の塚原あゆ子が登壇した。

有村は「本当にいいお話だなと純粋に思いました。ファンタジー要素がありますが、監督の演出のおかげで非現実的に感じなくて」と完成した作品の感想を述べ、伊藤は「おそらく5、6回は泣きました。皆さんには覚悟して観ていただきたい!」とファンに呼びかける。吉田は「映画 ビリギャル」でも共演した有村について「この3年間でたくさんのことを経験して闘ってきたにもかかわらず、佇まいが変わらない」と言及し、その言葉に有村は「うれしい! 幸せです」と笑顔を見せた。

松重は「かれこれ40年前、薬師丸さんが『野性の証明』でデビューされたのを観てなんて美しい方なんだと思いました! 福岡のデパートにキャンペーンでいらっしゃったときに、手を伸ばしてちょっと二の腕を触っちゃって。会いたいと思ったら願いは叶うんですね!」と薬師丸との共演を喜んで会場の爆笑をさらう。薬師丸は「そのときはびっくりしたと思います(笑)」と続け、「今回は松重さんと心の奥底で手をつなげたようなお芝居ができて、本当にうれしかったです」とはにかんだ。そして“謎の女”というミステリアスなキャラクターを演じた石田は「役名はあるのですが、まだ言えないんです。いつも同じ服を着て同じ席に座っています」と鑑賞前のファンを気遣いながら役どころを説明し、これが映画監督デビュー作となる塚原は「素晴らしいお芝居が毎日自然に出てくる現場でした。キャストやスタッフに感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、観客から温かい拍手を送られていた。

続いて、MCから登壇者たちへ本作にちなんで「もし過去に戻れるなら何をしたい?」という質問が飛んだ。中学・高校生時代を選んだ伊藤は「もし違う勉強をしたり違う人と遊んでいたら、違う人生だったのかな」と想像を膨らませ、同じく高校時代と答えた波瑠は「吸収力が高いうちに勉強をしたかったし、留学もしてみたかったです」と理由を明かす。有村が「小学校3、4年生の頃。母親が作ったちらし寿司がものすごくおいしかったのが忘れられないので、もう一回食べたいです」と話した際には当時の写真がスクリーンに映し出され、彼女は照れくさそうにしながら「この頃は野生児で、キャンプにいって虫取りをする活発な子でした」と当時を振り返った。

イベントでは、有村がキャストと塚原へコーヒーをサーブする場面も。そして最後に彼女は「観てくださる方の背中を少しでも押せる作品になればいいなと思います」と観客に語りかけて、イベントを締めくくった。

川口俊和の同名小説を映画化した「コーヒーが冷めないうちに」は、ある席に座ると過去に戻れるという不思議な喫茶店・フニクリフニクラを舞台に、そこへ集う人々が巡り会う奇跡を描いたヒューマンドラマ。9月21日より全国ロードショー。

(c)2018 映画「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会