ハイバイ「夫婦」も開幕、「岩井家のサーガを見ていただく、ザ・チャンスです!」
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ハイバイ「夫婦」より。(c)引地信彦
ハイバイ15周年記念公演「て」「夫婦」連続上演の1作品、「夫婦」が昨日8月23日に開幕した。
2016年に初演された「夫婦」は、岩井秀人の自伝的作品。実父の死を巡り、ある夫婦とその家族の姿に迫った作品だ。出演者には山内圭哉、菅原永二、川上友里、遊屋慎太郎、瀬戸さおり、渡邊雅廣、八木光太郎、岩井が名を連ねた。開幕に際し岩井は「我が岩井家の4~50年に渡るサーガを、一挙に見ていただく、ザ・チャンスです!」とコメントしている。
「夫婦」は、9月2日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて。なお8月18日に開幕したもう1つの15周年記念公演「て」は、9月2日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストで上演されたのち、7・8日に高知・高知県立芸術文化ホール、15・16日に長崎・アルカスSASEBO、22・23日に兵庫のAI・HALLを巡演。上演時間は「て」が約1時間45分、「夫婦」が約2時間を予定している。
なお劇場ロビーでは「15周年展示 ハイバイ展」を開催中。劇団員、過去出演者によるメッセージや写真、“レアもの展示”など、劇団の足跡を感じることができる内容となっている。
また岩井の戯曲本「て / 夫婦」(白水社)と、岩井が「TVBros.」(東京ニュース通信社)で13年から連載している「自意識がびゅっびゅー」を書籍化したエッセイ集「やっかいな男」が会場ロビーにて先行販売されている。
岩井秀人コメント
ハイバイ15周年「て」「夫婦」の同時上演!
「て」に引き続きまして、本日無事に「夫婦」も幕を開けました!
客席で麿赤兒さんが場内整理の方に「帽子脱いでください」と言われながらの、おかげさまでとてもいい滑り出しとなりました。
我が岩井家の4~50年に渡るサーガを、一挙に見ていただく、ザ・チャンスです!
東京芸術劇場のシアターイーストとシアターウェストを両方貸切状態で「僕ん家」のことを上演し、しかも僕が憎み切っていた父を演じたりという、とても妙なことをやっておりますが、これが意外にも見にきた方々自身の家族や過去に何かが届いてしまうようです。
ぜひ皆さま、両方見てみてください! 損はさせません!
ハイバイ「夫婦」
2018年8月23日(木)~9月2日(日)
東京都 東京芸術劇場シアターウエスト
作・演出:岩井秀人
出演:山内圭哉、菅原永二、川上友里、遊屋慎太郎、瀬戸さおり、渡邊雅廣、八木光太郎、岩井秀人
ハイバイ「て」
2018年8月18日(土)~9月2日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
2018年9月7日(金)・8日(土)
高知県 高知県立芸術文化ホール
2018年9月15日(土)・9月16日(日)
長崎県 アルカスSASEBO
2018年9月22日(土)・23日(日)
兵庫県 AI・HALL
作・演出:岩井秀人
出演:浅野和之、平原テツ、田村健太郎、安藤聖、岩瀬亮、長友郁真、今井隆文、能島瑞穂、湯川ひな、佐野剛、松尾英太郎、猪股俊明