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NEWS 手越祐也、後輩たちに頼られる理由は“切り替え力”にあり? 『KちゃんNEWS』で明かされた指導者としての顔

音楽

ニュース

リアルサウンド

 NEWSの手越祐也が、ラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)3月3日放送回に登場。メインパーソナリティを務める小山慶一郎から「何人やってるの? ボイトレ、今!」と尋ねられ、「今(ジャニーズJr.)6~7人プラス何個かのグループのライブを見たボーカル指導とかやってます」と答えた。

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 小山曰く、メンバーとNEWSの音楽プロデューサーで共有してるフォルダがあり、手越のところにどんどん後輩たちの曲が入ってくるので、それを見て「今、このグループを教えてるんだ」と、わかるのだという。なかには、ジャニーズではない曲も入っていることもあり、手越が指導しやすい課題曲としてセレクトしているようだ。

 「もともとやってたのもあったけど、急にでもちゃんとそうなったよね。何か教えるっていうさ」と小山が続けるように、手越は数年前から後輩たちの面倒を見てきた。2018年のはじめにも同番組で「4~5人ボイトレしてるもん、今」と明かしていた手越。そんな彼を慕う後輩の一例として、京本大我やジェシーの名前も挙がっていた。その後、2人はSixTONESとして2020年1月22日にCDデビュー。「その子たちがグループとか組んで、前張ってボーカルで歌ってたら、やっぱうれしいよね」と話していた手越にとって、講師冥利に尽きるデビューだったのではないだろうか。

 後輩たちが手越にボイトレを依頼するのは、歌唱力の向上のためだけではなさそうだ。「こういう性格だからね。すごい頼られんのよ(笑)。明るいし、ネガティブなこと言わないし。ボイトレのときにも、やっぱり“こういう悩みがあるんです“とかも正直聞くしね。でも、やっぱ悩める時間があったらさ、ポジティブに歌の練習だったり、踊りの練習だったり、ファンを幸せにすることっていうものを考える時間にあてたほうがいいじゃん?」そんな手越の前向きな切り替え力が、デビューを目指して切磋琢磨するジャニーズJr.たちには必要なのだろう。

 手越自身、デビュー前後に大いに悩んだ過去の持ち主。抜擢される形で、自分よりもはるかに人気も実力も兼ね備えたメンバーと、突然グループを組むことになり、自分自身をアピールする方法を模索してきた。歌割りももらえない、テレビに出ても映らない……そんな日々が続く中で、手越が見つけたのが歌唱力をつけることだった。

 「“手越に歌わせなかったら、NEWSの楽曲ってよくならないよね“ってくらい差をつけるしかないと思って、そこからずっと学校帰りに自分でお金払ってボイトレに通ってた」とラジオ『テゴマスのらじお』(2019年6月26日放送回)では、デビュー直後の苦悩を振り返り、6thシングル曲「星をめざして」をリクエストしていた。

 「星をめざして」は、手越が初めて声優にチャレンジした映画『ハッピーフィート』の日本語吹き替え版主題歌で、「初めてちゃんとしたおいしい歌割りがもらえた」という思い出の曲。待ち望んだ公開初日舞台挨拶では、劇場に駆けつけたファンに向けてアカペラで歌を披露していた。『ハッピーフィート』の公開日は、2007年3月17日。手越が19歳のときだった。

 できることを見つけたらすぐに動き始め、巡ってきたチャンスは絶対に逃さず、独自のアイドル像を作り上げた手越。「これをしたら売れる」という正解も、「この努力が必ず報われる」という確証もない中で、活動を続ける後輩たちが憧れてやまないのも頷ける。手越は『ジャニーズカウントダウンコンサート』やNEWSのライブツアーなど行く先々で多くのジャニーズJr.から声をかけられるため、公式の『ジャニーズJr.名鑑』を入手したという。

 「どんどん行って! 手越に、みんな! なんかあったら、俺かましてくれたらいくよ」と小山が続けると、手越も「まあ、いくらでもちゃんと面倒みますよ、来てくれたら」と、さすがのポジティブさで頼もしい言葉を発していた。果たして、手越のもとでどんなスターが育っていくのか。そして、教えるという立場になればこそ、得られる気づき、刺激もある。後輩たちを指導するという取り組みから、手越自身が進化していく様子も目が離せない。(佐藤結衣)