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SixTONES、持ち前のトーク力でラジオでも活躍するか 『ANN』レギュラーパーソナリティ起用を機に考える

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 4月4日からSixTONESの冠レギュラーラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)がスタートする。土曜夜の全国ネット放送とあって、SixTONESのトークがより幅広いリスナーに届けられる。そこでSixTONESのトーク力について振り返ってみたい。

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■『オールナイトニッポン』でのSixTONES

 1967年10月のスタートから今年で54年目を迎える『オールナイトニッポン』。サタデースペシャルとは、2000年に新設され福山雅治、2015年からは関ジャニ∞の大倉忠義と、シンガーソングライターの高橋優が担当。本家が54年目、放送枠としては10年と歴史ある番組への出演だ。同局からも「新たな時代のパーソナリティ像を作って欲しい」(公式より)と新世代としての期待が寄せられている。

 SixTONESはこれまでも『らじらー!』(NHK第一)土曜の放送でSnow Man、Travis Japanと週替わりでラジオパーソナリティを務め、またYouTubeでは『すとーんずのらじお』としてラジオ形式の配信と、経験を積んできた。その甲斐あってか、昨年8月に『オールナイトニッポン』に特別出演したときの、生放送でのトークスキルの高さ、SNSでの反響を踏まえてオファーされたのだという。

 昨年8月の放送では、冒頭でグループ名の読み方を説明し、「こんな感じで始まるんですね」と髙地優吾、田中樹も「意外とスーンっと……」と、『オールナイトニッポン』らしいはじまりに驚いていたのが印象的だ。

 田中が「俺ね……」と言いかけたがすぐに「僕は」と言い直し、それをメンバーがツッコミを入れる場面も。そんな些細なところにこれまでのフィールドとの違いを感じた……のも束の間。突然台本通りに進行しようとする森本慎太郎、会話の流れからおもむろにクイズを出題したジェシー、ドライブ中のリスナーが「俺の声聞いてどう思ってるんだろう」と気にし始めた髙地、普段ならばこの時間は寝ているという松村北斗、メンバーにツッコミを入れながら軌道修正を図る田中に、6人でのラジオが初だと情報を差出した京本大我。ナインティナイン・岡村隆史の枠を借りながら、動じることなく通常運行のSixTONES。さすがである。

■深夜ラジオといえば……

 『オールナイトニッポン』は昔から出るのも聴くのも憧れだったと松村。深夜帯ならではの下ネタを楽しみにコッソリ聞いていたという。一方森本は「僕たちもしよう思えばできる」と切り出し、しばし“お下”トークにチャレンジしたいと夢を膨らませていた。いちリスナーとしては、『らじらー!』内のコーナー「おやすみのチュウ対決」のような、甘いセリフで妄想を掻き立てるコーナーはぜひ取り入れて欲しいと願うばかりだ。

 ラジオは、視覚情報がないだけにメンバーの声がダイレクトに伝わってくるところが魅力。彼らがどれだけ矢継ぎ早に喋ろうが、耳障りではないところにアイドルらしさを感じる。

 ボケが多すぎる“ボケとツッコミ”がSixTONES流。小さな悩みなんて吹き飛んでしまいそうな破壊力があるジェシーの笑い声をはじめとしたいつも飾らずにいてくれるSixTONESのラジオは、まるで同級生と戯れているような感覚になれるし、見た目を裏切る親しみやすさがある。

 今後はこれまでのファンに限らず、たまたま聴いた運転中のドライバー、ラジオを愛するリスナーなど、年齢性別を問わず幅広い層にも彼らのトークが届く。ジェシーが「コーヒーが俺たち」と眠気を吹き飛ばすくらいの存在になると言っていたように、放送コードには注意していただきつつ、ギリギリを攻めるトークで楽しませて欲しい。(柚月裕実)