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嵐 大野智の歌って踊る姿が見たいーー輝き放つ次なるステージに馳せる思い

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リアルサウンド

 今年の11月3日に控えるデビュー20年目を目前に、ソロ活動にも一層力が入る嵐のメンバーたち。彼らのこの1週間の活躍を振り返るだけで、その充実ぶりがよくわかる。

(関連:嵐 大野智はパフォーマンスでリーダーシップを発揮 『Japonism』ツアーソロでの圧倒的存在感

 まずは二宮和也。8月24日より全国公開の映画『検察側の罪人』での木村拓哉との初共演が大きな話題に。「正義とは何か?」というテーマのもと、木村と対峙する若き検事役を演じ、すでに高評価の声が各所から上がっている。相葉雅紀は8月21日に幕を閉じた『第100回全国高校野球選手権記念大会』にて「熱闘!高校野球100回スペシャルナビゲーター」という大役を務めあげ、高校球児たちの輝かしい夏の戦いを見守った。櫻井翔は8月23日に羽田空港で行われた日本航空「FLY for it! 施策発表会」に登場。嵐を代表して、東京オリンピックの開催年・2020年にむけた抱負や新曲「Sky Again」についてのコメントを残した。そして同日、松本潤は主演を務める北海道150年記念ドラマ『永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~』(NHK総合)の撮影でまげを結った侍姿を初披露して注目を集めた。

 そんな中、リーダー大野智に関するトピックスが、昨年7月公開の主演映画『忍びの国』公式ロケ地ツアーの初開催というのは少々もの寂しい。これは信州のロケ地をスタッフやキャストと撮影現場を共にした諏訪圏フィルムコミッション・今井建設・地元ボランティアスタッフが案内する日帰りバスツアーだ。本人不在のイベントにもかかわらず、8月22日に開催が発表されると応募が殺到。しかもこの企画、大野のファンからの熱い要望を受けて実現したというから、ファンのパワーは偉大である。嵐5人での活動以外に大野にふれあう機会があまりない今、(『嵐にしやがれ』内の企画「大野智、船を買う。」などではいきいきした姿を見ることができるが……)、そろそろ先の展開を否が応にも期待してしまうのは筆者だけではないはず。演じる大野はもちろんだが、やはり歌って踊る大野の姿が一番見たい。

 ここ数年の流れからすると、すでにアナウンスされている嵐5大ドームツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』前の9月あたりにシングル、10月にアルバムがリリースされ、ツアーを迎えることになる。リリースが決まれば、TVを通してパフォーマンスを見る機会にも恵まれるだろう。そして、ツアーが始まれば、大野のキレのあるダンス、素晴らしい歌唱力を存分に堪能することができる。振付師・大野智の仕事ぶりも楽しみの一つだ。昨年の『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』で振り付けを担当した大野・二宮・松本のユニット曲「夜の影」にて、3人の動きをシンクロさせて表現した美しい舞いが今でも記憶に残っている。

 また、大野の芸術的なマリオネットダンスから幕を開けた「つなぐ」、大野が一人ステージに立ち、心震わす歌声を響かせ始まった壮大な組曲「song for you」など、大野は昨年に限らず、ライブの数々の見せ場を飾ってきた。普段は多くを語らない大野だが、パフォーマンスを見れば、嵐に対する思い、さらにファンに対する思いが伝わってくる。だからこそ、ファンもその時の訪れを楽しみに待つことができるのだ。今は各メンバーの活躍を見守りつつ、大野が次なるステージで輝く時に思いを馳せることにしよう。(竹上尋子)