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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』本編からカットされたシーン公開 K・ハリントンが迫真の演技

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リアルサウンド

 現在公開中のグザヴィエ・ドラン監督最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』。本編からカットされた未公開シーンが公開された。

参考:氷川きよしはジョン・F・ドノヴァンの希望 グザヴィエ・ドランが描くスターの光と陰

 『わたしはロランス』『Mommy/マミー』のドラン監督初の英語作品となる本作は、孤独を抱えた俳優と彼に憧れる少年の“秘密の文通”によって明かされる死の真相を描き出した人間ドラマ。

 ジョンを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントン。ジョンの心の支えとなっていく少年ルパートを、『ルーム』のジェイコブ・トレンブイが演じる。そのほか、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツらが出演している。

 公開されたのは、本編からカットされた未公開シーン。人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)がジョギング中に、街の売店で自らのスキャンダルを報じるゴシップ誌を手に取るシーンだ。思わず動揺し、ジョンが唇を震わせる様子が映し出されている。

 このシーンは当初4時間あった本編を短くするため惜しくもカットされてしまったシーンで、劇場版本編では観ることができない。ドラン監督は本編について、「今回も自分が書いた脚本で撮影したんだけど、全部で160ページもあったから、はじめは本編が4時間あったんだ。撮影にじっくり時間をかけたことによって、映画作りの新しい側面を学ぶことができた。苦しい時期もあったけど、何よりこれまでとは違う方法を発見できたのは新鮮だったよ」と語っている。

 ハリントンは、人気スターのジョン・F・ドノヴァンを演じるにあたり、「僕はドノヴァンという役を演じるにあたり他の誰かを参考にしたりはしなかった。あれはすべて自分の中から湧き出てきたものなんだ。映画の中で俳優役を演じるとき、自分自身からまったくかけ離れたものにすることなんてできなかった。自分の中にある一面で、どの部分をとってもそれは自分だということだと思う」とコメントしている。(リアルサウンド編集部)