ミュージカル界のスターたちが揃い踏み! 井上希美、柿澤勇人、小南満佑子、『エール』出演決定
映画
ニュース
3月30日より放送がスタートする連続テレビ小説『エール』の新キャストが発表された。
NHK連続テレビ小説102作目となる本作は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田正孝)とその妻・関内音(二階堂ふみ)の物語。2人は福島、そして愛知に生まれ、遠い距離を乗り越えて愛を育んでいく。
新たに発表されたキャストは、井上希美、柿澤勇人、小南満佑子のミュージカル界で活躍する3名。音楽がテーマの『エール』の世界を歌声で彩っていく。3名とも連続テレビ小説初出演となる。
井上が演じるのは、裕一作曲の「船頭可愛や」を歌う歌手・藤丸。げた屋の娘だが、芸者として歌手デビューする役どころで、久志(山崎育三郎)に密かにほれている。 柿澤が演じるのは、コロンブスレコードの歌手・山藤太郎。慶応義塾大学卒業後、音楽学校の声楽科で学び、金を稼ぐため流行歌を歌っている。小南が演じるのは、東京帝国音楽学校の声楽科の生徒・夏目千鶴子。ソロリサイタルも開催するほどの実力者で、音の良きライバルとなる。
情報発表にともない、井上、柿澤、小南、制作統括の土屋勝裕よりコメントも寄せられている。
コメント
●井上希美(藤丸役)
はじめまして、井上希美です。私が演じさせて頂く藤丸にとって、音楽は救いであり、生 き甲斐であり、苦しみでもあります。ですが、どんな時でも前向きに、自分らしく生きて いる藤丸から、私は日々の彩りと生きる力をもらっています。
『エール』と藤丸に私を導いてくださった皆様、ありがとうございます! ちょっと、いや、随分と「個性的」な役ですが、ひたむきに、精一杯藤丸を生きて参りますので、どうぞ、温かく見守っていただけたら幸いです。
●柿澤勇人(山藤太郎役)
今回、朝ドラ『エール』に参加させて頂くこと、とても嬉しいです。僕が演じる山藤太郎役は藤山一郎さんがモデルとなる人物。昭和の偉大な名歌手です。まさか自分がそのような偉大な方を演じるとは思ってもなく驚きました。「丘を越えて」「長崎の鐘」を歌うにあたり、撮影に入るまでに何度も藤山さんの歌唱や発声を勉強して現場に臨みました。窪田さんとは数年ぶりの共演ですが、窪田さんがいるだけで現場の雰囲気が温かく、和やかになるのがとても印象的でした。古山裕一に少しでも良い影響を及 ぼせるよう、そして作品に貢献できるよう、努めたいと思います。
●小南満佑子(夏目千鶴子役)
この度初のドラマ出演で憧れの連続テレビ小説に出演させて頂き大変光栄です。私自身、10歳から声楽を学び世界を目指して勉強してきましたので、この役に運命を感じ感謝の気持ちでいっぱいです。
最初はツンとした千鶴子ですが、音さんとの出逢いにより沢山の刺激を受け次第に歌手として、人としても成長していきます。
劇中では、幾つかオペラアリアも歌います。
2020年の日本の朝に音楽の力で沢山の方へエールを送らせて頂ければと願っています。
●土屋勝裕(制作統括)
今回発表する出演者の皆さんは、とにかく歌が上手い! 東京に出てきた裕一と音が出会 う、一流の音楽の才能を持った人です。音楽を志すもの同士として仲間になり、良きライバルとなっていきますが、皆、一筋縄ではいかない個性的な面々。裕一と音の人生に大きな影響を与えていきます。ということで、実際に演じて頂くキャストの皆さんも、お芝居はもとより歌が得意な俳優のそろい踏みとなりました。
皆さん、ミュージカルの第一線で活躍されている俳優たちですが、他にも『エール』には、山崎育三郎さん、吉原光夫さん、古川雄大さんと、ミュージカル界からたくさんのキャストに参加して頂いています。実は、古山裕一のモデルとなった古関裕而さんは、日本での本格的なミュージカルの黎明期に、数多くの舞台の音楽監督をつとめ、日本のミュージカル発展に大きく貢献しました。そんな日本ミュージカルのDNAを引き継いだ俳優の皆さんが加わって、『エール』はどんどん豪華に、ますます面白く盛り上がっていきます。どうぞ、お楽しみに!
(リアルサウンド編集部)