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佐藤浩市が斎藤道三、松田龍平が柴田勝家に、ドラマ「桶狭間」で海老蔵と初共演

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左から佐藤浩市演じる斎藤道三、松田龍平演じる柴田勝家。

市川海老蔵主演の特別ドラマ「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~(仮題)」に、佐藤浩市と松田龍平が出演することがわかった。

海老蔵の十三代目市川團十郎襲名を記念した本作は、1560年の桶狭間の戦いを題材とした時代劇。海老蔵が織田信長に扮し、三上博史、黒木瞳、広瀬すずが出演する。NHK連続テレビ小説「なつぞら」の大森寿美男が脚本、ドラマ「きらきらひかる」の河毛俊作が演出を手がけた。

このたび、斎藤道三を佐藤、柴田勝家を松田が演じることが明らかに。“美濃のマムシ”と恐れられた道三は、油売りの商人から美濃の国主にまでのし上がった実力者で、娘の帰蝶(濃姫)を信長に嫁がせた人物。また、もとは信長の弟・信勝に仕えていた勝家は、信長に謀反を企てるも稲生の戦いで敗れ、のちに信長に忠誠を誓う役どころだ。

海老蔵とは本作で初共演となる佐藤と松田。佐藤は「作品によって桶狭間の戦いはいろいろな描き方をされていますが、信長をはじめ、それぞれの作品のキャスティングの違いと面白さ、その妙を楽しんでいただけたらと思います」と語り、松田は「海老蔵さんとの共演をとても楽しみにしていました。撮影現場は海老蔵さんを“殿!”と呼びたくなってしまう。そんな活気のある現場です」と述べている。

「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~(仮題)」は今夏にフジテレビ系で放送。

佐藤浩市 コメント

オファーが来たときの感想

脚本家の大森さんとプロデューサー、監督と偶然お会いする機会があって、この作品の話を聞きました。そのときは、“美濃のマムシ”の役なら久しぶりに立ち回り(殺陣)もいいな、と話していました。正式にお話を伺った時に、大森さんが本当に斎藤道三の立ち回りを台本に書いてきてくださったので、これはきちんとやらないといけないな、と(笑)。

役を演じるにあたって気をつけたこと

斎藤道三はいろいろ諸説がありますが、その諸説ある“怪しさ”をうまく、味わいとして出せればと思いました。監督とも話して、改まっているシーンをあえて崩したり、エキセントリックにしたり、でも決めるところはきちんと決めて、と。ビジュアルもちょっと特徴的になっています。

視聴者へのメッセージ

作品によって桶狭間の戦いはいろいろな描き方をされていますが、信長をはじめ、それぞれの作品のキャスティングの違いと面白さ、その妙を楽しんでいただけたらと思います。

松田龍平 コメント

オファーが来たときの感想

お家のために忠義を尽くしてきたまっすぐな男が、主である信勝を裏切り、変わり者と言われる信長に尽くすに至るその心は、柴田勝家を想像するにはとても面白いエピソードだと思いました。

撮影現場の感想や海老蔵が演じる織田信長について

海老蔵さんとの共演をとても楽しみにしていました。撮影現場は海老蔵さんを“殿!”と呼びたくなってしまう。そんな活気のある現場です。そこには紛れもなく織田信長がいました。

視聴者へのメッセージ

桶狭間という歴史に残る合戦。戦国時代を生きる織田信長と武将たちの命をかけた戦いをぜひお楽しみに。

高井一郎(プロデューサー)コメント

佐藤浩市さんは、実はまだこのドラマの企画がスタートする前、河毛監督と一緒に偶然お会いした時に“今、(織田)信長の企画を考えているのだが、もし実現したら斎藤道三をやってほしい”と話していたのを覚えていてくださって、正式にオファーしたところ快諾していただけました。シーンは多くはないですが、油売りの一商人から美濃の国主にまでのし上がった実力、マムシと恐れられた人間力、大きさ、その一方で娘・濃姫や婿・信長に向ける全幅の信頼と愛情、といったところの行間を見事に深めて表現してくださっています。

松田龍平さんは、これまでの“猛将”柴田勝家とは一般的なイメージが違うかもしれませんが、今回描く勝家は、誰よりも忠義に厚い男が、信長という男に出会うことによって、その忠義の本当の意味を考え、知ることになる、そうした心の葛藤を武骨な無表情の仮面の下で表現してもらいたいと考えており、まさにはまり役だと思っています。これまで見たことのない柴田勝家がそこにいます。ご期待ください。

(c)フジテレビ