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世界の演劇「モロッコの甘く危険な香り」開幕、西本由香「生きる限り古びない問題」

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世界の演劇~スペイン~「モロッコの甘く危険な香り」より。

世界の演劇~スペイン~「モロッコの甘く危険な香り」が昨日6月27日に東京・文学座新モリヤビル1階にて開幕した。

文学座有志による世界の演劇は、日本での上演機会が少ない世界各国の戯曲を上演することを目的とした団体。第1弾の今回はスペインの劇作家ホセ・ルイス・アロンソ・デ・サントスの「モロッコの甘く危険な香り」を上演する。

スペインで映画化もされた本作は、1985年、スペイン・マドリードのアパートでルームシェアをする若者たちの姿を描く青春群像劇。演出は12月に上演される文学座のアトリエ公演「ジョー・エッグ」で劇団初演出を手がける西本由香が務める。出演者には石井麗子、木場允視、宮澤和之、内堀律子、柴田美波、光山恭平、香川伊織が名を連ねた。

西本は作品について「スペインの80年代という時代背景から生み出されたドラマには、人が生きる限り古びない問題が込められています。それをどこまで生き生きと描き出すことができたでしょうか。あとは本番をご覧になった皆様の判断に委ねたいと思います」とステージナタリーにコメントを寄せた。公演は6月30日まで。

西本由香コメント

持つ者と持たざる者の対立、人間の愚かしさや、愛らしさ、その瞬間瞬間のやり取りを追いかけていると、これがスペインという遠い国の物語であることを忘れてしまう瞬間が多々あります。スペインの80年代という時代背景から生み出されたドラマには、人が生きる限り古びない問題が込められています。それをどこまで生き生きと描き出すことができたでしょうか。あとは本番をご覧になった皆様の判断に委ねたいと思います。

世界の演劇~スペイン~「モロッコの甘く危険な香り」

2018年6月27日(水)~30日(土)
東京都 文学座新モリヤビル1階

作:ホセ・ルイス・アロンソ・デ・サントス
訳:古屋雄一郎
監修:田尻陽一
演出:西本由香
出演:石井麗子、木場允視、宮澤和之、内堀律子、柴田美波、光山恭平、香川伊織