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朝ドラ『エール』双浦環役・柴咲コウの風格 入山法子演じる希穂子の正体は?

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 早稲田大学の応援歌「紺碧の空」を作曲し、自信を取り戻した裕一(窪田正孝)。福島で新聞記者をする鉄男(中村蒼)を呼び出すと、自分が曲を作り久志(山崎育三郎)が歌うので、詞を書いてほしいと頼む。NHKの連続テレビ小説『エール』が第9週の初日を迎え、“福島三羽ガラス”が集結する。そんな中、第9週「東京恋物語」に欠かせない女性キャラクターが2人登場した。

【写真】柴咲コウ演じるオペラ歌手・双浦環

 まずは柴咲コウ演じるオペラ歌手・双浦環。音(二階堂ふみ)が通う音楽学校に特別講師としてやってきた彼女は、記念公演の審査員も務めるという。華やかな着物に身を包んだ彼女からはプロの歌手としての貫禄が伝わってくる。生徒たちとは明らかに一線を画す存在だ。環を演じる柴咲は、音楽学校の生徒の前に立ったとき、豊橋の教会で歌っていた彼女とは違う雰囲気を醸し出した。音楽学校の生徒たちが憧れる存在であることに変わりはないが、環は生徒たちに対して、観客が見つめる歌手としてではなく、講師、審査員として向き合うことを心に決めているように見えた。

 そんな環の佇まいは、生徒たちが緊張するほどに風格のあるものだが、音が「子どものとき、先生にお会いしたことがあるんです」と声をかけた際、環はふと、幼い頃の音にレコードを手渡したときのように柔和な表情を見せた。第二次選考後、環は音に「最終選考で勝つのは難しいでしょうね」と厳しい言葉を残すが、環が音を覚えていたこと、そして柴咲が音に対して異なる表情を見せたことは、音が臨む最終選考への展開に大きく関わってくるはずだ。

 そして、入山法子演じるカフェーの女給・希穂子。「紺碧の空」がきっかけで地方小唄の作曲を任された裕一を、木枯(野田洋次郎)がカフェーに誘ったとき、新しくカフェーに入った女給として彼女は登場した。初日では裕一の故郷・福島にいたことが明かされる。冒頭では“福島三羽ガラス”の集結が描かれ、鉄男が険しい表情で一枚の写真を見つめる意味ありげなシーンもあった。そこに、福島にルーツのある希穂子が関係しないわけがない。

 裕一と音の周りで起こる“恋物語”。どのような物語が繰り広げられるのか楽しみだ。

(片山香帆)