殺人鬼の異常な心情を描く R15+映画『アングスト/不安』予告&場面写真
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©1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion
映画『アングスト/不安』の予告編と場面写真が公開された。
7月3日から公開される同作は、1980年にオーストリアで実際に起きたヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した実録スリラー作品。刑務所出所後の殺人鬼が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、殺人鬼自身のモノローグで綴る。主人公の「K.」役に『アンダーワールド』のアーウィン・レダーがキャスティング。監督を『アングスト/不安』を全額自費で製作したジェラルド・カーグル、音楽をクラウス・シュルツェ(ex.Tangerine Dream、Ash Ra Tempel)、撮影をズビグニュー・リプチンスキーが務めた。
カーグル監督の希望により、日本版予告編にのみ使用されたダンテ・アリギエーリの長編叙事詩『神曲 地獄篇』の「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ。」という一節から始まる予告編には、「17歳で母親を刺した」という言葉や、ある屋敷を訪れたK.が老婆に銃口を向ける様子、刑務所に収監されるシーン、女性に襲いかかる場面、血塗れの姿で車のハンドルを握る様子、ギャスパー・ノエの「映画の最も希少な未知の傑作だ」というコメントなどが確認できる。
場面写真にはK.が女性が刃物を咥える様や、血で汚れたK.の姿などが写し出されている。
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