映画『アングスト/不安』に「ファン」のギャスパー・ノエが動画コメント
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映画『アングスト/不安』のコメント動画とメイキング写真が公開された。
7月3日から日本初公開される同作は、1980年にオーストリアで実際に起きたヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した実録スリラー作品。刑務所出所後の殺人鬼が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、殺人鬼自身のモノローグで綴る。主人公の「K.」役に『アンダーワールド』のアーウィン・レダーがキャスティング。監督を『アングスト/不安』を全額自費で製作したジェラルド・カーグル、音楽をクラウス・シュルツェ(ex.Tangerine Dream、Ash Ra Tempel)、撮影をズビグニュー・リプチンスキーが務めた。R15+指定。
1983年の公開当時、本国オーストリアでは1週間で上映打ち切り、ヨーロッパ各国でも上映禁止、イギリスとドイツではビデオ発売禁止、アメリカではXXX指定。日本では1988年に『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』のタイトルでレンタル用VHSが発売された。
公開された映像は、同作のファンであることを公言している映画監督・ギャスパー・ノエのコメントで構成。映像内では同作に出会ったきっかけや、同作の魅力、これから同作を観る人へのメッセージを語っている。同作を「今までに60回は観た」と明かしているほか、「特に注目してほしいのはカメラワーク」などとコメント。『カルネ』『カノン』『CLIMAX クライマックス』などの監督作で知られるギャスパー・ノエが、自作以外の日本初公開のためにコメントを寄せるのは異例だという。