加藤雅也、町田啓太、片寄涼太ら、なら国際映画祭レッドカーペットに参加
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加藤雅也
なら国際映画祭2018が、9月20日から24日にかけて奈良県内で開催。イベントラインナップやゲストの詳細が発表された。
9月20日に行われるオープニングセレモニーには、本映画祭のオープニング作品「二階堂家物語」より、キャストの加藤雅也、石橋静河、町田啓太、田中要次、白川和子、ネルソン・バビンコイと、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が参加し、会場参加型のレッドカーペットイベントが行われる。奈良出身の加藤は「今回出演させていただいて本当に喜んでいます」と語り、「今後、なら国際映画祭が長く続けていけるように私自身できる限りのサポートをいたします」と意気込む。片寄は「今回は河瀬直美監督に直接お声がけ頂いたご縁もあり、当日はEXPGの皆さんと共にレッドカーペットを盛り上げたいと思います」とコメントしている。
21日から23日までは2つのコンペティションを実施。ゴールデンSHIKA賞を選出するインターナショナルコンペティションには、審査員として「4ヶ月、3週と2日」「エリザのために」で知られる映画監督クリスティアン・ムンジウ、歌人の俵万智、ドーハ・フィルムインスティテュートのCEOであるファトマ・アル・リマイヒが参加する。ゴールデンKOJIKA賞を選ぶ学生映画部門・NARA-waveの審査員は、永瀬正敏とショートショート フィルムフェスティバル&アジアのフェスティバルディレクター・東野正剛が担当。このほか、萩生田宏治が講師を務め中学生が主体となって企画・撮影・編集を学ぶ「ユース映画制作ワークショップ」、ムンジウと別所哲也のトークショー「シネヴィジョン・レッスン#2」、自転車発電上映会、星空上映会などが行われる。
なら国際映画祭2018は、奈良県文化会館、ならまちセンター、奈良国立博物館、ホテルサンルート奈良、春日大社などで開催。河瀬直美がエグゼクティブプロデューサーを務める。加藤、町田、片寄、ムンジウ、俵、永瀬、東野、別所のコメント全文は下記に掲載した。
※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記
加藤雅也 コメント
私は奈良市出身なので、今回出演させていただいて本当に喜んでいます。
なら国際映画祭が今年で5回目ということで、記念すべき節目に参加できることを非常に嬉しく思います。
今後、なら国際映画祭が長く続けていけるように私自身できる限りのサポートをいたします。
その第一歩として、9月20日に行われますレッドカーペットに参加させていただきます。
皆さん、会場でお会いしましょう!
町田啓太 コメント
「二階堂家物語」ではイランからのアイダ・パナハンデ監督の世界観に寄り添うように奈良での時間を重ねました。現場中は監督はじめスタッフの皆様に助けていただきながらでしたが、挑戦の場に立たせてもらえて嬉しかったです。言葉がわからなくても気持ちは伝わるのだという不思議な感覚を勉強させていただけたこと、この時間を宝物にしてゆきたいと思います。当日は監督や共演の皆様との再会、そしてレッドカーペットに集う方々との出逢いを楽しみにしています。
片寄涼太 コメント
今年のなら国際映画祭は夢や希望を持って、未来を築いてゆく人々を後押しする為「ユース部門」を設立した記念すべき年だと伺いました。僕たちも自分たちの活動を通して夢を抱くチカラを感じて頂いたり、少しでも日々のエネルギーや幸せになってもらいたいと思っています。今回は河瀬直美監督に直接お声がけ頂いたご縁もあり、当日はEXPGの皆さんと共にレッドカーペットを盛り上げたいと思います。皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
クリスティアン・ムンジウ コメント
デジタル映像の進化やインターネットなどの影響によって、“物語”というもの自体に関心が薄れる今、映画は過渡期にいます。そんなときだからこそ、私は未来の映画世界を担う、新しい作家の新しいアイデア、映画作品、発信するものにとても関心があります。映画人として私は、映画にオリジナリティを求める使命、平均化してしまうことに逆らう使命を持っていると思っており、そういった意味でも、よい作品に賞を与えるだけでなく、映画製作の機会を与える映画祭というのは、とても意義のあることだと思います。コンテンポラリーシネマにおける強いボイスを持つ河瀬監督に会うことはもちろんのこと、奈良という地を訪れること、インターナショナルコンペティションの作品に出会えること、なら国際映画祭でともにする審査員メンバーにお会いすることを大変楽しみにしています。
俵万智 コメント
第五回を迎える「なら国際映画祭」、その節目の年に審査員として参加できること、心から嬉しく光栄です。私は短歌を専門とする「言葉の国の人」なので、お引き受けするにあたっては若干の戸惑いもありました。けれど映画を観ることは大好きですし、河瀬直美監督のファンでもあります。一人の表現者として、まっさらな目で作品に向き合おうと考えました。今は心地よい緊張感とともに、どんな作品に出会えるだろうという大きなワクワク感に包まれています。また映画祭というのは、映画に出会うだけでなく、場を楽しむものでもあると思います。多くのみなさんとともに、古都奈良で生まれるであろう様々な素敵なコトを、しっかり目撃し味わいたいと思っています。
永瀬正敏 コメント
未来へ続く「なら国際映画祭」にて
未来を担う新しい才能達に出逢える事を、
今からとても楽しみにしています。
東野正剛 コメント
世界の若手クリエーターが
どのような感性とテーマで
映画を作られているのか、非常に楽しみです。
別所哲也 コメント
なら国際映画祭は、10年の月日を重ね5回目の開催おめでとうございます。
河瀬直美監督とは俳優としてももちろんですが、お互い映画祭を主宰する立場として交流を深めてきました。共同のプロジェクトも始めています。一緒に映像の未来を開拓していきましょう!