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マーク・ラファロが1人2役に デレク・シアンフランスが監督務めたHBOドラマ配信&放送決定

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リアルサウンド

 HBOドラマ 『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』が、Amazon Prime Videoチャンネル‎「スターチャンネルEX -DRAMA &CLASSICS-」(以下「スターチャンネルEX」)にて7月28日より独占配信、8月26日よりスターチャンネル STAR1にて独占日本初放送されることが決定。あわせて予告編が公開された。

 本作は、精神疾患を患う双子の兄を1人で支え、過去の様々なトラウマや、新たに明かされる衝撃的な家族の秘密など数々の困難に直面しながらも、人生を立て直そうと努力する主人公の葛藤を描いたウォーリー・ラムの同名ベストセラー小説をドラマ化するもの。『ブルーバレンタイン』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』のデレク・シアンフランスが監督を務め、マーク・ラファロが1人2役で双子の兄弟役を演じ、製作総指揮も務めた。

 そのほか『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したメリッサ・レオが主人公の母親役を、『グッド・ワイフ』でエミー賞を受賞したアーチー・パンジャビが精神科医を演じ、ロージー・オドネル、ジュリエット・ルイスらが出演する。

【動画】『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』予告編

 公開された予告編では、1人2役を演じるラファロの姿が映し出されている。一卵性の双子ではあるが、精神疾患を患う兄トーマスは精神安定剤などの薬の影響で弟ドミニクよりひとまわり太めのキャラクター。特殊メイクやCGに頼らず完全に2役を演じ分けることにこだわったラファロは、まず9kg減量してから15週に及ぶドミニクのシーンを撮影。その後撮影をいったん休止し、5週間かけて18kg増量したうえで、統合失調症のトーマスの役に入り込むため様々なリサーチを重ね、トーマスのシーンの撮影に臨んだ。

 今回初めてテレビドラマを手がけたシアンフランス監督は、脚本・製作総指揮も兼ね、全6話を自ら監督。代表作『ブルーバレンタイン』で、とある夫婦の過去と現在を交錯させながら、その愛の軌跡を描き出した監督の特徴とも言えるその手法は本作でも発揮され、兄トーマスに足を引っ張られるようなことばかり起きていた幼少・青年期のエピソードや、前妻との苦い思い出、義父に怯えて育った幼少期の辛い記憶など、過去と現在を交錯させながら、繰り返される不幸にあえぐ主人公ドミニクの苦悩の日々を描いている。第5話で描かれる、祖父がシチリアからアメリカに移住した当時の回想シーンは『ゴッドファーザー Part II』を彷彿とさせ、監督自身が“6時間の映画”と語るにふさわしい、見応えのある人間ドラマに仕上がっている。

(リアルサウンド編集部)