フローラン・ダバディ、『エール』出演 元日本代表監督トルシエの通訳としても活躍
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多種多様なキャストが出演しているNHK連続テレビ小説『エール』。オムニバス週の最終話となる6月19日の放送に、フローラン・ダバディが出演した。
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第59話と第60話「環のパリの物語」は、双浦環(柴咲コウ)がまだ駆け出しだったころ、留学中のパリでの物語。恋人・嗣人(金子ノブアキ)との別れ、一流のオペラ歌手になる路を選んだ環の姿が描かれた。
そんな「環のパリの物語」のラストシーンに登場したのが、絵画批評家・ピエール役のフローラン・ダバディ。現在、30代以上の方、あるいは熱心なサッカーファンの方であれば、この顔にピンと来た方も多いのではないだろうか。日本を熱狂の渦に巻き込んだ今から18年前のサッカーワールドカップ日韓大会。フィリップ・トルシエ監督の通訳兼アシスタントとして、数々のメディアで注目されたのがフローラン・ダバディだ。トルシエ監督退任後も、スポーツキャスターとして、テレビ番組のナビゲーターなどで活躍し続けている。
そんなダバディが、『エール』で役者としてデビュー。嗣人の想いを環につなぐ人物として、出演シーンは短いながらも印象的な演技を披露した。先日逝去されたダバディの父は、フランソワ・トリュフォー監督作『私のように美しい娘』の脚本も手がけているジャン=ルー・ダバディ。母語のフランス語のほかに、日本語、英語、韓国語にも堪能なだけに、今後も役者としての活躍が期待される。(リアルサウンド編集部)