清原果耶がCoccoプロデュース楽曲を歌唱! 『宇宙でいちばんあかるい屋根』主題歌入り予告公開
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映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』の主題歌を主演の清原果耶が担当することが発表され、あわせて主題歌入り予告編が公開された。
本作は、小説すばるで新人賞を受賞した作家・野中ともその同名小説を、『新聞記者』の藤井道人監督が映画化するファンタジー。
平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめは、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗ったあやしい老婆“星ばあ”と出会う。いつしか2人はお互いの心のどこかに空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。つばめの前に起こる事件、最後に明かされる星ばあの正体とは。ひと夏の大切な何かを探す2人の姿を描く。
主人公の女子中学生・大石つばめ役で、藤井監督と『デイアンドナイト』でもタッグを組んだ清原が主演を務め、星ばあ役を桃井かおりが演じる。つばめが恋するお隣の大学生役に伊藤健太郎、つばめの父役に吉岡秀隆、つばめの義母役に坂井真紀、そのほか水野美紀、山中崇、醍醐虎汰朗らが出演する。
本作の主題歌に決まったのは、シンガーソングライターCoccoによる書き下ろし楽曲「今とあの頃の僕ら」で、本作主演の清原が歌唱する。楽曲も使用された予告編は、「私は今のママが産んだ娘じゃない」と、清原演じる主人公の少女・つばめが孤独を感じ思い悩むシーンから始まる。ある夜、星空を舞う謎の老婆・星ばあとの出会いから物語は一転、共に過ごす中で笑顔を見せ始めるつばめ。「私もちゃんと家族になれるかな」と、両親に赤ちゃんが産まれることの不安を打ち明けるつばめに、「しぶとく生きろ」「屋根の下でいろんな時間積み重ねて家族になるんだろ」、と力強い言葉をかける星ばあ。泣いて笑った、星ばあと過ごしたかけがえのないひと夏の思い出が、色とりどりに絵本のように映し出される。
主題歌の作詞・作曲・プロデュースを担当したCocco、歌唱を担当した主演の清原、藤井監督、前田浩子プロデューサーからはコメントも到着。また、本作の公開日は9月4日に決定した。
■コメント
・清原果耶
Coccoさんが書き下ろしてくださった
主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。
とても大切な作品に
広く深く染み渡るような楽曲。
こんなにも素敵な歌を
私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたが
つばめを生きた自分だからこそ
届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。
レコーディングの際、緊張で固まる私に
「歌は手段だから」と
Coccoさんが声を掛けて下さって
身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。
Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で
「手段」の意味を探しながら
臨んだレコーディングは
何にも変え難い時間でした。
スタッフの皆さまにも支えて頂いて
無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。
つばめという1人の少女が
生きている“今”にも
この曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。
・Cocco
映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。
私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を
懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、
清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。
・藤井道人監督
Coccoさんが本作のために書き下ろしてくれた楽曲を、主演としても映画を背負ってくれた清原さんの歌声で締めくくる、とても贅沢な試みでした。清原さんの澱みない歌声が、この映画の余韻を何倍にも大きくしてくれたと自負しております。大人になった皆さんへ、これから大人になる皆さんへ、一人でも多くの方にこの映画が届くことを願っています。
・前田浩子プロデューサー
ロケ地への行き帰りのバスで清原さんはいつもイヤホンをつけて、音楽に耳を傾けていたのですがそこから微かに漏れ聞こえてきたのがCoccoさんの歌声でした。その憧れのアーティストが初主演映画の主題歌を唄うことになった彼女のために書き下ろしてくださったのは奇跡であると同時に必然だったのかもしれません。鈴が転がるようなその歌声は透き通り、皆さまへお届けする贈り物を美しく包んでくれました。両手で受け止めていただけますと幸いです。
(リアルサウンド編集部)