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テーマはジャズ、近藤良平×永積崇「great journey」がオンラインで新展開

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近藤良平(コンドルズ)×永積崇(ハナレグミ)「great journey 4th - online」より。(Photo by Sugawara Kota)

近藤良平コンドルズ)×永積崇ハナレグミ)「great journey 4th - online」が昨日7月2日にライブ配信された。ステージナタリーではその模様をレポートする。

「great journey」は、2016年にスタートした、コンドルズの近藤良平と音楽ユニット・ハナレグミの永積崇による、“journey(旅)”をテーマとしたパフォーマンスシリーズ。今回上演された「great journey 4th - online」は、3月に上演予定だった近藤良平コンドルズ)×永積崇(ハナレグミ)「great journey 4th」を配信作品として練り上げたものとなる。

配信ではまず、赤レンガ倉庫のロビーが映し出され、近藤と永積が挨拶。そして2人が劇場に足を踏み入れると、そこにはジャズバーが……。永積演じる気取ったマスターと、近藤演じる店の雰囲気にそぐわない客は、初めはしっくりきていない様子だったが、徐々にカウンターを使って遊び始める。ピンポン、ボーリング、もぐらたたきなどで盛り上がり、ついにはカラフルな照明の中で共に踊り始めるのだった。

最初のシーンを終えた近藤は、「great journey」シリーズのコンセプトは旅であることを語りつつ、「チンマリしてたから旅に行きたいですね(笑)。どこに行きたいですか?」と永積に話を振る。永積は「国内旅行!」と即答してから「でもアジアに行きたいですね。タイとかラオスとか……」と答えると、近藤も「アジアはいいね、ちょっとウエットでね」と応じた。

続けて、「心の旅ができる曲」という近藤の紹介で、今作のために作られた楽曲を永積が披露。3000メーター級の山で歌っている気持ちで、と近藤が小さな台を用意すると、永積はその上に乗り、「もう歌うしかない!」とギターを掻き鳴らす。永積の熱唱に合わせて、近藤はフレームや人形などを使って、楽曲の世界観を表現。複数のカメラを用いて、映像ならではの画を作り出した。

MCでは、「great journey 4th」のテーマがジャズであること、永積が専門学校時代にジャズポピュラー科に在籍していたことなどが語られる。さらに“ジャズシンガーはものすごい数のナンバーが身体に入っている”というエピソードにちなんで、日本語以外の楽曲を永積が“景色で覚える”ことに。英語やフランス語などの歌詞に、近藤が日本語で独自の“訳”を付け、永積が大真面目に熱唱する。さらには近藤がメキシコで買ってきたというギターを弾き、永積が崎陽軒のシウマイ弁当にちなんだ歌を、“メキシコ風”に歌い上げる。そのあまりの熱唱ぶりと、歌い上げる内容のギャップに、笑いがこみ上げてくること必至だ。

後半は徐々にダンスに比重が置かれ、近藤の演出で永積が日常的な仕草を踊りにするシーンや、近藤が「まったく知らないんだよな……」とつぶやきつつ“ジャズダンス”を披露するシーンも。さらにライトに縁取られたステージで、2人がダイナミックなファッションショーを繰り広げるなど、ライブとしてもパフォーマンスとしても、見どころの多い内容となっている。

なお本作では、舞台監督を筒井昭善、照明を坂本明浩、音響を中原楽、映像を須藤崇規、衣装を藤谷香子、企画を近藤、永積、筒井、横浜赤レンガ倉庫の小野晋司が担当。劇場空間を生かした舞台ならではの魅力と、映像でしか見せられない舞台の切り取り方が合わさった、「great journey」シリーズの新境地を拓くステージとなった。本作の視聴チケットはチケット販売プラットフォーム・ZAIKOにて税込1500円で購入可能。チケットを購入すると7月5日23:59までアーカイブを視聴することができる。

近藤良平(コンドルズ)×永積崇(ハナレグミ)「great journey 4th - online」配信

2020年7月2日(木)19:00~ 

出演:近藤良平、永積崇(ハナレグミ)