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tetoが無観客のフロアで10曲熱演、新代田FEVERからバンドサウンド届ける

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teto(撮影:カドワキリキ)

tetoが7月10日に東京・新代田FEVERで無観客ライブ「『4 (for) prologue.』 リリース記念無観客有料生配信ライブ」を行い、その模様がイープラスのライブストリーミングサービス・Streaming+にて有料配信された。

この公演は、tetoが6月に全56ページの“teto本”と4曲入りCDをセットにしたシングル「4 (for) prologue.」をリリースしたことを記念して企画された。定刻になり待機時間中の静止画から映像が切り替わると、「BAYCAMP」などを手がけるロックエージェント・エイティーフィールドの代表である青木勉の姿が映し出される。青木は「ライブ中のソーシャルディスタンスは大丈夫。周りの人のご迷惑になるかもしれませんが、いつもよりボリュームを上げてお楽しみください」と配信を視聴するうえでの心得を説明し、本公演の幕開けを宣言した。tetoはFEVERのフロアを囲むように立つと、最新曲「invisible」でライブをスタート。そのまま「拝啓」「奴隷の唄」を勢いよくプレイして、序盤から熱いステージを画面越しのファンに届けた。

小池貞利(Vo, G)は昨年11月にスタートした47都道府県ツアー「日ノ出行脚」が新型コロナウイルスの影響により中断になったことや、その際にほかのアーティストがすぐに配信ライブを企画する姿を見て素直にカッコいいと思ったこと、しかしtetoとしてはまず新曲をファンに届けたいと思ったことなど「4 (for) prologue.」を発表するまでの経緯を説明。「世の中が大変なことになると、困っている人を裏切るような小悪党が出てくるんですよ。それが例えば『市の商人たち』」と話して「市の商人たち」に続けた。ライブ中盤には夏の終わりの切なさを歌う「9月になること」をはじめ「コーンポタージュ」「蜩」など、昨年10月発表の2ndアルバム「超現実至上主義宣言」の収録曲が演奏された。

アコースティックギターに持ち替えた小池は、ここまで配信を見守ってきた視聴者に感謝の気持ちを伝えたのち「この『ありがとうございました』のあとに、4人でお辞儀するだけっていうのもさみしいもので(笑)。それもあってどんな場所でもいいから早くライブがやれるといいなと思います」と話して「光るまち」を披露。会えないファンに呼びかけるかのように、「光るまちで会おう 光るまちで会おう 光るまちに行こう そのときは終電は逃そう」とサビの歌詞を変えて情感たっぷりに歌い上げた。ラストは小池が「ありがとうございました。最後はtetoのクラシックソング!」と叫び、「高層ビルと人工衛星」をエモーショナルにプレイ。約1時間の無観客ワンマンをアンコールなしで駆け抜けた。

なお配信ライブのチケットは7月19日20:00までStreaming+で販売されており、購入者は同日22:00までアーカイブを視聴できる。

teto「『4 (for) prologue.』 リリース記念無観客有料生配信ライブ」2020年7月10日 新代田FEVER セットリスト

01. invisible
02. 拝啓
03. 奴隷の唄
04. 市の商人たち
05. ねぇねぇデイジー
06. 9月になること
07. コーンポタージュ
08. 蜩
09. 光るまち
10. 高層ビルと人工衛星