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今井翼が大きな学び得た「プラド美術館」語る、好きな作品には「想像を超えた世界が」

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今井翼

「プラド美術館 驚異のコレクション」の公開記念イベントが本日7月15日に東京のインスティトゥト・セルバンテスで行われ、日本語吹替版のナビゲーター・今井翼が出席した。

ヴァレリア・パリシが監督を務めた本作は、2019年11月に創立200周年を迎えたスペイン・プラド美術館の魅力に迫るドキュメンタリー。本国版ではジェレミー・アイアンズがナビゲーターを担当している。

本作は当初4月10日に公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。今井はスペイン語を交えながら挨拶をしたあと「大変な状況ですが、ようやく皆さんにお届けできることがすごくうれしいです」と世界の状況を気遣いつつ封切りの決定を喜ぶ。

フラメンコがきっかけでスペインの文化・芸術に魅了され、2012年に世界初のスペイン文化特使に就任した今井。療養期間を経て舞台復帰作となった2020年2月上演のシスティーナ歌舞伎「NOBUNAGA」では、芝居や歌に加えてフラメンコのパフォーマンスも披露した。彼は「スペインからいただいたご縁だと思っています」と感謝を伝え、「世界が落ち着いたらまたスペインへ行きたい」と目を輝かせる。そしてナレーションや吹替といった声の仕事が以前からの憧れだったと明かし、「日本語ではなかなか使わないイントネーションが多くて苦戦した」と本作での挑戦を振り返りながらも「大きな学びを得ました」と充実感たっぷりに語った。

イベントでは、本作と絡めて「プラド美術館に所蔵されている作品でもっとも好きなものは?」との質問が飛ぶ。サルバドール・ダリの絵画やシュルレアリスム作品を好むという今井は、ヒエロニムス・ボスが手がけた「快楽の園」を挙げて「あのタッチが好きです」「想像を超えた世界が描かれている」と答える。さらに「同じ絵でも、そのときの精神状態によって感じ方が違うのが面白いですよね」と芸術の楽しみ方に言及した。

最後に今井は「プラド美術館に携わっている方々の生きた証言が充実している濃いドキュメンタリー。美術に詳しい方もそうではない方にも、この映画をきっかけに芸術を楽しんでいただきたいです」とメッセージを送り、イベントを締めた。

「プラド美術館 驚異のコレクション」は7月24日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国でロードショー。

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