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ミュージカル「るろうに剣心 京都編」オンラインで配役発表、志々雄真実役に黒羽麻璃央

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ミュージカル「るろうに剣心 京都編」配役発表より。

11月から12月にかけて上演されるミュージカル「るろうに剣心 京都編」の配役発表が、作品の公式YouTubeチャンネルで本日7月23日に行われた。

配役発表では、黒羽麻璃央が志々雄真実役、綺咲愛里が神谷薫役、松下優也が四乃森蒼紫役、加藤清史郎が瀬田宗次郎役、鈴木梨央が巻町操役、章平が斎藤一役、仙名彩世が駒形由美役、山口馬木也が比古清十郎役、奥野壮が本条鎌足役、岐洲匠が相楽左之助役を演じることが明らかになった。

緋村剣心役で主演を務める小池徹平は、司会者と共に東京・IHIステージアラウンド東京のステージ上から登場。小池徹平はわっと両手を広げて「劇場!って感じですね。劇場にいられることがうれしくて……走り出したくなる」と興奮した様子。そのほかのキャストはリモートで参加した。配役発表時には、黒羽が画面上からのぞき込むように顔を見せたことから、大喜利が展開。なかなか画面に姿を現さない松下、イスを回転させながらスライドインする仙名と、発表ごとに和やかな空気が流れた。

人斬り抜刀斎の後輩で京都編のライバルとなる志々雄真実を演じる黒羽は、「僕の中でナンバーワンのマンガでありアニメ。その中で志々雄を演じられる。最高です」と語る。役への決意を「悪の美学」と書き記した黒羽は、「ここまで悪に徹して、自分のことを『極悪人だぜ』と言える男はなかなかいないと思います。顔が包帯で隠れているので中身で勝負したい」と瞳を輝かせる。また、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでは小池徹平の後輩であることを明かし、当時のエピソードを披露する場面も。

剣心を支えるヒロイン・神谷薫に扮するのは、昨年宝塚歌劇団を退団した元星組トップ娘役の綺咲。綺咲は自身の決意を「初舞台」とし、「今まで(宝塚歌劇以外の舞台を)客席で観ていたほうなので、ワクワクしています。薫らしい強さやかわいらしさを表現していきたいと思います」と語った。剣心のもう1人のライバルである四乃森蒼紫役の松下は「人気のキャラクターでプレッシャーがある」としたうえで、「2020年の上半期は空白が多くあったので、年末に向けて“吐くほど”がんばりたい」と彼らしい言葉でまとめる。

会見中、“人見知り”の多さが発覚した「るろうに剣心」のキャスト陣。そんな中、唯一「僕は人見知りじゃないので」と明るく言い放つ加藤は「(自身が演じる)宗次郎は志々雄さんに助けてもらってから、忠実な思いを持っている青年。忠犬らしさを出しながら、宗次郎の心の葛藤も表現できたら」と言う。それを聞いた黒羽の「頼むぞ、宗次郎」の言葉に、加藤は宗次郎さながらのセリフ回しで返し、場を沸かせた。

一方、四乃森蒼紫を慕う巻町操役の鈴木は「操ちゃんのよく笑うところは似ている」と自身を分析し、「初めてのミュージカルなので、緊張しているんですけど。お腹鍛えたりしています」と明かした。そんな鈴木の決意の言葉は「体幹を鍛える」だった。

「早く劇場でやりたい、牙突!」と剣技を見せたのは斎藤一役の章平。出演が決まったときには「電話で報告を受け、トイレに入って『よっしゃ』と叫んだ」ことから、作品への意気込みを「トイレでヨッシャ!」と記し、会場をざわつかせた。また、志々雄一派の紅一点・駒形由美を演じる元宝塚歌劇団花組トップ娘役の仙名は「由美の華やかな存在感はもちろん、生き様がカッコいい。彼女の生き方が舞台の上でお客さまの目に鮮やかに写ったらいいなと思っています。覚悟を持って演じたい」とコメントした。

剣心の飛天御剣流の師匠・比古清十郎役の山口は、2018年に松下と共に「新感線☆RS『メタルマクベス』disc1」で同劇場に立っていることを明かし、客席を見て「冷や汗が止まらない」とぽつり。「実年齢と近いけれど、剣心の師匠なので、なんとか若返らないとこの役はできない。原作を読み直したら、老眼で単行本(の字)が見えなくて……初めて老眼だと気付き、若返りへの思いが募りました」と言いながら、決意表明のフリップに「若返り」と大きく書いた。

一方、志々雄を愛するジェンダーレスな本条鎌足役に挑む奥野壮は「しっかり稽古を重ねて、鎌足として舞台に立っていたい」と述べ、「『るろうに剣心』ならではの大胆な殺陣の中に、美しさと力強さ、志々雄への思いの強さを共存させたいです」と目標を語る。また、相楽左之助を演じる岐洲は、出演予定だった舞台「巌流島」の共演者に新型コロナウイルス感染が認められたことから現在、自宅待機中。そのため、メッセージが読み上げられた。「(左之助は)力を張る役なので、20倍以上の力を出してがんばります。ミュージカルには初めての挑戦なので、精一杯演じたい。20倍強くなった岐洲と左之助、『るろうに剣心』を楽しみに待っていてください」と思いが伝えられた。

配役発表が行われたYouTubeチャンネルでは今後、キャストのインタビューや稽古場レポートなどを配信していく。上演に向けて公約を問われた小池徹平は、なぜか消毒済みの黒羽の私物プレゼントを発表。黒羽は戸惑いながらも「先輩の言うことなんで、間違いないです」とはにかんだ。最後に小池徹平は客席エリアに降り、「やっぱり劇場はいいですね。うわ、客席だ! うわ、イスだ!」と気分が高まる様子を見せ、回転劇場を体感しながら「キャスト一同、劇場でお待ちしています。ぜひ、劇場でお会いしましょう」と締めくくった。

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された和月伸宏のマンガ「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―」が原作の作品。脚本・演出を手がける小池修一郎は、2016年と2018年に早霧せいな主演で「浪漫活劇『るろうに剣心』」を上演した。今回の「京都編」はその新作となる。公演は11月3日から12月15日まで、IHIステージアラウンド東京にて。

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」

2020年11月3日(火・祝)~12月15日(火)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス)
脚本・演出:小池修一郎
出演:小池徹平、黒羽麻璃央、松下優也、加藤清史郎、岐洲匠、奥野壮、綺咲愛里、鈴木梨央、仙名彩世、章平、山口馬木也 ほか

(c)和月伸宏/集英社 Produced by TBS Television, Inc., Imagine Nation B.V., and The John Gore Organization, Inc.