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「ステップ」山田孝之ら“家族”がリモートで再集結、「この映画は愛の物語」

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「ステップ」オンライントークショーにて、左から山田孝之、飯塚健。面面左上から時計回りに國村隼、白鳥玉季、秦基博、角田晃広。

「ステップ」のオンライントークショーが本日7月24日に行われ、主演の山田孝之や監督の飯塚健が参加した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による公開延期を経て、7月17日に封切られた本作。重松清の同名小説をもとに、突然妻を亡くした主人公・健一が娘の美紀とともに歩んでいく10年間が描かれる。山田が健一を演じた。

トークショーにはリモート出演の形で、健一の義父・明役の國村隼、健一の娘・美紀の小学生時代を演じた白鳥玉季、健一の義兄・良彦役の角田晃広(東京03)も登場。画面上で久々に顔を合わせた共演者たちに、山田は「皆さん元気そうでうれしいです!」と声を掛け、みんなで本作の公開とイベント実施の喜びを分かち合った。

ゲスト陣が出演したシーンの紹介コーナーでは、山田、國村、角田の3人が寿司屋で食事するシーンを流しながら、それぞれ撮影当時を振り返る。本シーンでは國村の会話の“間”が印象的だが、これは國村がセリフを一瞬忘れたために生じた“間”だったことが明らかに。飯塚は「(國村)隼さんに『俺、今本当に忘れてたけど大丈夫?』と聞かれたんですよ(笑)。でもそれが素晴らしくて、『すごく面白かったからOKです』と言った記憶があります」と裏話を披露した。また白鳥は、電車が走る陸橋の上を山田と走るシーンをピックアップ。「休憩時間に、山田さんが電車は電気で走っていることを教えてくれた。山田さんは優しかったです!」という白鳥の発言に、山田は「100点の答え、ありがとう」と笑顔を向ける。

さらにスペシャルゲストとして、本作の主題歌「在る」を書き下ろした秦基博も登場。秦は「(健一の亡くなった)奥さんやいろんな関係の人たちがそこに存在していることを感じた。自分がこの曲で一番言いたいことが『そこに在る』ことだったので、『在る』というタイトルにしました」と曲に込めた思いを語った。それを受け、飯塚は「本編を最後まで観ていただいて、お客さんを送り出していただく音楽として、これ以上ないなと思いました」と感慨深げに口にした。

トークショーの後半には、視聴者からSNSで募集した質問に回答するコーナーも。「最近言われてうれしかった言葉は?」という質問には、角田が「仕事で失敗したときに東京03の飯塚(悟志)が『そういう駄目なところも角ちゃんの面白いところなんだよな』って言ってくれる。うれしいというか救われるというか……すいませんノロけちゃって!」と仲良しぶりをアピール。また國村が「あまり覚えていない」と言うと、飯塚はすかさず「かねてから一緒にやりたかったから、本人に『光栄です』と伝えた」「『ステップ』を観た人は隼さんがすごいと言ってる」とコメント。これには國村も「すごくうれしい言葉!」と満面の笑みを浮かべた。

最後に飯塚は「何か特別なことが起きる話ではないかもしれないですが、続いていく日常が当たり前じゃないということを描いた映画なので、ぜひ劇場でご覧ください」と視聴者に呼びかける。山田も「撮影期間中はずっと健一として生きたのでつらかったんですけど、この映画は愛の物語です。つらい涙というよりは、彼らの愛情を見て、うれしくなって、涙が出てるんじゃないかと思う。とてもいい映画らしいので(笑)。もしタイミングが合えば、劇場という空間で、この作品とまっすぐ向き合っていただけたらうれしいです」と熱いメッセージを残した。

このトークショーは、エイベックス・ピクチャーズのYouTube公式チャンネル「avex pictures」、映画「ステップ」公式Twitter、共感シアターでアーカイブ配信中。

(c)2020 映画『ステップ』製作委員会