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新川優愛、結婚後初の主演ドラマ『ギルティ』を振り返る 「爽は自分と近い部分があった」

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リアルサウンド

 毎週木曜23時59分から読売テレビ・日本テレビ系で放送中の『ギルティ~この恋は罪ですか?~』が、8月6日に最終回を迎える。丘上あいの人気コミック『ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』をドラマ化した本作は、登場人物が全員裏切り者という“ドロドロ”と、初恋の人への秘めたる想いが燃え上がる“キュンキュン”が交錯する“ドロキュン”なラブストーリー。

 夫の一真や友人だった瑠衣らによる数々の裏切りに遭いながら、それでも自分を必死に奮い立たせて、何度でも立ち上がり、対抗してきた主人公・荻野爽を演じたのが新川優愛だ。最終回を迎える気持ちや、新型コロナウイルス感染拡大防止のための撮影休止に伴う放送休止期間について、そして実生活での夫とのエピソードなどを語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

新川優愛が振り返る結婚後初の主演ドラマ 『ギルティ~この恋は罪ですか?~』インタビュー【リアルサウンド】

「自分と近い部分があったかもしれない」

ーーいよいよ最終回の放送を迎えますが、ここまでの反響はいかがですか?

新川優愛(以下、新川):コロナの影響で本編的には一旦3話でストップしてしまいましたが、関係者の方もそうですし、地元の友達が「早く観たい」と連絡をくれたり、いろんな方、特に女性の方たちが楽しんでくれていると感じていました。素直にうれしいなと思います。

ーー公式サイトの相関図を改めて見てみたのですが、こんなに矢印が行き来している相関図はなかなか見たことがないなと(笑)。

新川:たしかにそうですね(笑)。最初の頃とはまた矢印の意味や方向も変わってきたり、第7話から矢田(亜希子)さん、第8話からは桜田(通)さんも参戦してくださったり人も増えているので、本当にどんどん矢印が増え続けていったドラマかなと思います。ただ、実際に演じていく上では、関係性において難しいということはありませんでした。登場人物たち各々に目的があるので、私自身はブレずに演じることができたかなと思います。

新川優愛

ーー先日インタビューさせていただいた町田啓太さんが、「新川さんはこのドラマでどれだけ涙を流すんだっていうくらい、心が疲弊するようなこともあると思う」と話していました(参考:町田啓太が大事にする“愛情表現” 新川優愛と作る『ギルティ』“胸キュン”シーンを語る)。実際に疲弊するようなときもありましたか?

新川:3日に1回、大泣きをするような感じだったので、そういった意味では体力や気持ちの面で大変でした。ただ、町田(啓太)さんも私のことをすごく気にかけてくださって、「このドラマで何リットル泣いてんの?」って笑ってもくれました(笑)。スタッフさんが環境作りをやってくださったり、町田さんをはじめ出演者の方がそのシーンのときにすごく気にかけてくださったりしたので、プレッシャーも多少ありましたけど、「泣かなきゃ、泣かなきゃ!」というよりかは、気にせず自然と泣けていたかなと思います。

ーー爽と秋山の関係性を新川さんはどのように捉えましたか?

新川:爽にとって秋山の存在は何にも変えられないもので、彼氏でもなく、旦那でもなく、友達でもなく、家族でもない、すごく独特な関係性なので、やっぱりホッとするというか……。それはカズくん(小池徹平)と爽では築けない関係性であって、秋山自身も瑠衣ちゃん(中村ゆりか)とは築けない関係性なので、台本を読んでいても何とも言えない感情が芽生えましたし、演じていても思ったので、そのもどかしさを町田さんと2人で出せたらいいなと思って現場にいました。

ーー物語が進むにつれて、爽の夫である一真の過去も明らかになっていきました。

新川:カズくんはカズくんなんですよね……(笑)。第4話くらいから一真の背景だったり、過去に何があったかが明らかになってきたんですが、第4話のオンエア後に、周りの人たちから「カズくん最低だと思ってたけど、第4話を観たら納得した」って言われたんです。でも私は、「それ理由になんないよ」って言って(笑)。私はやっぱり、いくらどんな過去があろうと、やったことはいけないなと。それでも、第7話でカズくんが自分のやったことを認めて、教会で「ごめんなさい。愛してるから別れてください」って言ったときに、私としてはやっと許せたというか、いち視聴者としてやっと「よく言ったね、一真さん」と思えたところがありました。現場では、後半にかけての展開が「カズくん株上げキャンペーン」みたいに言われていて(笑)。カズくんが自分のしたことに本当に気づいて、片目を閉じて結婚していた爽たちが、そこから両目を開けて新しく、離婚はしたけど逆に夫婦のような関係になれたことで、第8話、第9話と、また違う展開になりました。第10話は、さらにカズくんがカッコいいので、その辺も楽しみにしていただけたらなと思います。

ーー中村ゆりかさんが演じる瑠衣の行く末も気になります。

新川:瑠衣は怖いですよね……。でも、母親からあまりいい影響を受けてこなかったという点で、爽と瑠衣の関係性は紙一重なのかなと思います。爽には秋山がいてくれたからいまの爽になれているけれど、「爽に秋山のような人がいなかったら……」「瑠衣ちゃんが秋山を頼りにできていたら……」「瑠衣ちゃんに何か支えになるようなものがあったら……」と考えると、人生って本当にちょっとした違いでいろんな方向に行くのものなんだなと、2人の姿を見ていて、そう思いました。

新川優愛

ーー爽については、共感する部分だったり自分と近い部分はありましたか?

新川:爽は自分と近い部分があったかもしれません。私は自分のことを芯があるとは思っていませんが、間違っていることはあまり好きじゃないというか、良くも悪くも正しいことに囚われてしまうことがあるので。なので、いつもみんなに正しさを押しつけたり、自分の正しさによって誰かを苦しめたりすることがあるっていうのは、今回このドラマで初めて気づかされました。もしかしたら自分も誰かに正しさを押しつけていたかもしれないし、自分が思う正しさで周りの人を傷つけていたかもしれない。100%正しいことがいいのかと言われると、人生それだけではないかもしれないと考えてしまうことがありました。

「私が結婚した旦那さんは、ブイヤベースを作ったことがない」

ーー結婚後初のドラマで『ギルティ』のような題材の作品に出ることに対して、迷いやためらいはなかったですか?

新川:そこに対して悩むことは全くなかったです。結婚してようがしてまいが、単純に難しいかなと。みんなにとって大変な話かもしれないというのは、原作を読ませていただいて感じていたので、結婚後だからというのはありませんでした。

ーープライベートに立ち返ったときに、何か影響されたことや考えることもなかったですか?

新川:第1話で、爽が家に帰ったらカズくんがブイヤベースを作って待ってくれていて、「ありがとう」って言うんですけど、そのときに彼が浮気してたというのを台本で読んで……。それで考えてみたときに、私が結婚した旦那さんは、ブイヤベースを作ったことがないなと思って、ちょっと安心しました(笑)。セリフが入らないときに、旦那さんに台本読みに付き合ってもらっているんですけど、「これ、ブイヤベース作る男は浮気するわ」って旦那さんが言っていて、「ああ、なるほど。そういう見方もあるのか」と思ったりしました(笑)。でも、自分の中では撮影は撮影という考え方でやっているつもりなので、それで自分が変に疑っちゃうことはなかったですね。

ーー旦那さんと一緒にセリフ合わせをされているんですね。

新川:はい。ずっと付き合ってくれています。先が気になって、1人で台本も読んでいました(笑)。

ーーいよいよ迎える結末を、新川さんご自身はどう捉えられましたか?

新川:途中からは原作にはないオリジナルな展開になっていって、今まで出てきたみんなの歩むべき道、進む方向が描かれている最終回になっていると思うので、爽や秋山だけじゃなく、みんながそれぞれ選択した道を見届けてほしいなと思います。その道が正しいと思うか間違っていると思うか、その感覚はそれぞれ観てくださった方の思いなのでお任せしたいなと思いますが、まずは見届けていただけたらうれしいなと思います。

ーー新型コロナウイルスの影響による撮影・放送の中断もあり、トータルでの期間は連ドラではなかなかない長いものになりましたね。

新川:本当に初めての経験でした。撮影と放送の途中で自粛期間に入って、2カ月後に再開だったので、気持ちが繋がるのか、お芝居に関してもどんな風に喋っていたか、不安になることもありました。自粛明け前に第1話から第3話をもう一回観てから再開後の現場に入ったんですけど、クランクインより自粛明けのほうが、もしかしたら不安だったかもしれません。基盤が出来ていたからこそ怖いなという思いもありました。でも、全然変わらず、まるで昨日まで撮影していたかのような空気でスタッフさんもいてくださったので、相談もしやすかったですし、小さいことでも「ここはどうしましょう?」と言えました。そういう空気を作ってくれたスタッフさんをはじめ、共演者の皆さんにも本当に感謝しています。

■放送情報
プラチナイト 木曜ドラマF『ギルティ~この恋は罪ですか?~』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週木曜23:59~放送
出演:新川優愛、町田啓太、中村ゆりか、神尾楓珠、阿部亮平、長井短、結城モエ、筧美和子、大西礼芳、徳永えり、戸田菜穂、小池徹平
原作:丘上あい『ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』(講談社 ビーラブKC)
脚本:泉澤陽子、大林利江子、三浦希紗
演出:河原瑶、林雅貴、野田健太
主題歌:Toshl「BE ALL RIGHT」(ユニバーサル ミュージック)
スタッフ:チーフプロデューサー:岡本浩一(読売テレビ)
プロデューサー:中間利彦(読売テレビ)、黒沢淳(テレパック)、水野督世(テレパック)
制作協力:株式会社テレパック
制作著作:讀賣テレビ放送株式会社
(c)読売テレビ

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