『海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版＆イタリア完全版』から本編映像

『海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版＆イタリア完全版』の本編映像が公開された。

『ニュー・シネマ・パラダイス』で知られるジュゼッペ・トルナトーレ監督とエンニオ・モリコーネがタッグを組み、1999年に日本で公開された『海の上のピアニスト』。8月21日から4Kデジタル修復版、9月4日からイタリア完全版が公開される。日本初公開となるイタリア完全版はジュゼッペ・トルナトーレ監督が「本当にやりたかったすべてを描き切った」という作品で、インターナショナル版としてカットされていた40分以上のシーンが復活しているほか、タイトルやクレジットロールがイタリア語で演出される。

4Kデジタル修復版の修復作業は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督本人の監修のもとカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリが担当。イタリア完全版の修復作業はルーチェ・チネチッタ・ラボが担当した。

あらすじは、大西洋を巡る豪華客船の中で生後間もない赤ん坊・1900=ナインティーン・ハンドレッドが見つかり、やがて船内のダンスホールでピアノを演奏するようになる中、船内で出会った美しい少女に心を奪われ、人生で初めて船を下りることを決心するというもの。キャストにはティム・ロス、プルイット・テイラー・ヴィンス、メラニー・ティエリービル・ナン、ピーター・ヴォーン、クラレンス・ウィリアムズ三世が名を連ねている。

イタリア完全版から公開される本編映像では、1900の親友マックスがボロボロのヴァージニアン号の船内にいる場面や、豪華絢爛な船内の回想シーンへと変わる様子、1900とマックスが所属していたアトランティック・ジャズ・バンドの演奏シーンなどが確認できる。