LiLiCoは意外にスパイ向き? 『ソニア ナチスの女スパイ』公開記念トークショー開催
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『ソニア ナチスの女スパイ』公開記念トークショー
8月20日、映画『ソニア ナチスの女スパイ』の公開記念トークショーが東京・秋葉原にあるアキバシアターで開催された。
本作は、9月11日(金)に公開される二重スパイとしてナチスに潜入した女優の驚愕の実話を映画化した歴史ドラマ。長編『The King of Ping Pong(英題)』でサンダンス映画祭グランプリを受賞したイェンス・ヨンソンがメガホンを取り、『ウエストワールド』『ヘラクレス』のイングリッド・ボルゾ・ベルダルが主演を務める。
映画公開に先立ち開催された記念トークショーには、映画コメンテーターのLiLiCoと国際ジャーナリストの山田敏弘が参加した。8月上旬に雨で滑って転倒し、左膝を負傷したLiLiCoは松葉杖姿で登場。さらに声帯手術後の大怪我ということもあり、二重スパイならぬ二重の困難を体現していると指摘されたLiLiCoは「たしかにソニアみたいに二重か……。日本人は紐づけが上手いな!」と感心していた。
本作を鑑賞したLiLiCoは「難しいテーマだと思って構えてしまいがちだけれど、芸術の秋だし、映画の秋なので頭をフルに動かして物語に浸ってほしい。それに根本にあるのは親子や家族の普遍的な絆。ソニアの人生の一部を共にできて凄く勉強になりました」と熱弁。スパイに詳しい山田も「スパイの生態と生き様が生々しくてリアル。これぞ本当のスパイ映画。様々な人間模様を見ることができます」と太鼓判を押す。物語では、父親をナチスの強制収容所から解放するためにスウェーデンとドイツの二重スパイになった人気女優ソニアの姿に感動したというLiLiCoは「会えない葛藤もそうだし、超オシャレだったお父さんがボロボロになった姿を見ただけで泣けてくる」と語った。
第二次世界大戦当時のノルウェー・オスロでは多数のスパイが活動していたそうで「この時代には世界中から大量のスパイが投入され、水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていました。探り合いとだまし合い。ドロドロしていたイメージがあります」と説明した上で、「スパイに成り切り、素性を隠して嘘を突き通せる人がスパイ向き」と話す山田。それに対し、LiLicoは「ならできます!だって私はずっと日本でLiLiCoを演じているわけだから」「私はアイドルを目指して日本に来たの。今もアイドルを目指している途中ですから。……笑わないで!」と野望を明かしていた。
『ソニア ナチスの女スパイ』
9月11日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
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