特撮造形物を作り続けてきた村瀬継蔵が初監督、「神の筆」のクラファン開始
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「神の筆」ポスタービジュアル(イメージ)
村瀬継蔵の初監督作「神の筆」制作支援のためのクラウドファンディングが、MotionGalleryでスタートした。
1958年に東宝へ入社し、「大怪獣バラン」に造形助手として参加して以降、数々の特撮作品で造形物を手がけてきた村瀬。東宝から独立してからは、「ガメラ」シリーズや「大魔神」シリーズ、「ウルトラマン」「仮面ライダー」などにも携わり、特撮における着ぐるみ造形の基礎を築いた。
中国を舞台とする「神の筆」は、「蛇王子」「北京原人の逆襲」のために村瀬が香港の映画スタジオ、ショウ・ ブラザーズで働いている際に、プロデューサーのチャイ・ランの提案で生まれた企画。当時制作に至らなかった本作だったが、このたび映画化されることになった。
脚本を執筆したのは小説「初恋芸人」の著者・中沢健。キャラクターデザインを「蒲田行進曲」の美術を手がけた高橋章、平成ゴジラシリーズなどで知られる西川伸司が担当した。イメージポスターをデザインしたのは「レディ・プレイヤー1」の劇場用ポスターを手がけたことで知られる開田裕治。また特撮人形劇「狭霧の國」の佐藤大介が、撮影監督として参加している。現在YouTubeでは特報が公開中だ。
「神の筆」は、2021年末までに日本国内での劇場公開、海外の映画祭への出品を目指している。クラウドファンディングの詳細についてはMotionGalleryで確認を。