岩井俊二が「チィファの手紙」と「ラストレター」の違い語る、新場面カット4枚も
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「チィファの手紙」新場面写真
「チィファの手紙」で監督と脚本を担当した岩井俊二のコメントが到着。新たな場面写真4枚も公開された。
岩井の小説を原作とする本作は、過去と現在、2つの世代を通じて主人公チィファの姿を描くラブストーリー。姉チィナンの死を知らせるため、彼女宛の招待状で同窓会に参加するチィファをジョウ・シュン、チィファの初恋の相手であり、大人になった彼女をチィナンと勘違いして文通をするチャンをチン・ハオが演じた。そのほかチャン・ツィフォン、ダン・アンシー、フー・ゴーもキャストに名を連ねている。
本作の企画は同じ脚本をもとに日本、中国、韓国でそれぞれ別の作品を制作するという岩井のアイデアから生まれたもの。日本では松たか子や福山雅治が共演し、「ラストレター」として映画化された。岩井は「日本版は、エピソードをだいぶ削って、ワンシーンごとをゆっくり描きましたが、中国版は欲しいエピソードを全部撮影して、そこから編集で選びました。そこは少しぜいたくさせていただきました」と振り返り、「弟の設定が小説、中国版、日本版でだいぶ違います」と明かす。これは、本作の回想シーンの舞台が1988年の中国であるためで、「チィファの手紙」では一人っ子政策を考慮し、姉弟の設定や生活様式が中国に合わせたものとなっている。
ピーター・チャンと岩井がプロデュースを手がけた「チィファの手紙」は、9月11日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。
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