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NiziU AYAKA、たゆまぬ努力でオーディション中に飛躍 観る人を笑顔にする存在感と意外性が魅力に

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リアルサウンド

 『Nizi Project』から誕生したグローバルガールズグループ・NiziUのメンバー9人によるデビューまでの軌跡を、彼女たち自身のインタビューを基に明らかにしていく特別番組『NiziU 9 Nizi Stories』がHuluにて配信中。今回は、同番組第5回でスポットが当てられたNiziUメンバー・AYAKAの魅力を紐解く。

 「AYAKAは、存在してるだけで笑顔になれる」――『NiziU 9 Nizi Stories』内でメンバーのRIOから飛び出したこんなコメントに、思わず頷いてしまった視聴者も多いのではないだろうか。

 だが番組内では「ぽわぽわしてる(RIMA)」といった印象と共に、「色んな意味でギャップがすごい(MAYUKA)」という声も上がっていたとおり、そのおっとりとして可憐なイメージからは意外にも思える魅力が隠れていることも明かされていた。

NiziU AYAKA

 AYAKAの持つ意外性の片鱗は、地域予選において「このままデビューしても歌手を続けられないと思います」と評され「アイドルが夢ですか?」「どれくらい切実な夢ですか?」と意思を確認された際、目の前のJ.Y. Parkを見据えて「アイドル以外にはなりたくないくらいです」と語った彼女の姿に表れていたように思う。

 「(これから)一生懸命習う準備が出来ていますか?」「本当に約束しましたか?」という問いにすべて即答していた当時の心境を、本人は「私は一度決めたことは全部やり遂げる性格なので頑張ろうと思いました」と振り返ったが、その強い想いはJ.Y. Parkと対峙する彼女のまなざしからも伝わるものだった。

 実力不足を指摘されながら、スター性とデビューへの意志を見出されたことで東京合宿への参加を果たしたAYAKA。しかし、その後の彼女を待ち受けていたのは厳しい試練の連続だった。

 自主練習を重ねて迎えた東京合宿のダンス審査では、パフォーマンス中に曲を中断され「この前に比べるとかなり上手くなっていた」とJ.Y. Parkに努力を認められながら「でも、この実力では歌手になれません。他の人より何倍も頑張らなくてはなりません」とシビアな現状を突きつけられた。また東京合宿・SHOWCASE後、韓国合宿行きのメンバー発表において最後に名前が呼ばれた際には、「私はまだ実力が全然足りてないので、選んでくださったことに恥じないように頑張ろうと思います」と語り涙をこぼしていた。

 東京合宿における最終順位が与えたプレッシャーから、韓国合宿では「(他の練習生に)歌を聴かれるのが怖かった」と一時は自信を失ってしまった瞬間もあったというAYAKAだが、その大きな悔しさを日々の練習にぶつけて挑んだ個人レベルテスト「Precious Love」(TWICE)のステージでは、トレーナーからも「何かあったの? 上手くなってる!」と驚きの声が上がったほど、目を見張る進化が遂げられていた。

[Nizi Project] Part 2 #2-1

 J.Y. Parkが「最初の振り付けをしたとき、粗っぽさが無くなっていました」と語ったように、その動作一つひとつには練習で培われた洗練さが表れており、また何より落ちサビ最後に見せたウインクは誰もが笑顔になってしまうような彼女らしい魅力が発揮されていたのだった。

 このパフォーマンスによりキューブを獲得し自信を取り戻したAYAKAは、メンバーから「見てて“可愛い”とファンの一人のような気持ちになった(RIKU)」と語られ、自身も“ベストパフォーマンス”として名を挙げるチームバトル「Very Very Very」(I.O.I)において、チームメンバーのRIMA・MIIHIのアドバイスを受けさらなる成長を遂げたことで、J.Y. Parkから「僕が知っているAYAKAさんかな? と思ってしまったほど」「ガールズグループのメンバーとしてスターになれるという確信が初めて持てました」という賛辞を受けた。

[Nizi Project] Part 2 #4-2

 ファイナルステージでは「最初の地域予選での姿と今のパフォーマンスを比べてみると本当にたくさんの人が驚くと思います」と評され、見事デビューメンバー入りを果たしたAYAKA。オーディション中に見せたその飛躍の源には、「才能じゃなくて努力で夢が叶う」というJ.Y. Parkからの教えを受けたことで「努力でアーティストになってみよう」と決意したことがあったという。

 観る者の顔を思わずほころばせてしまう存在であるとともに、たゆまぬ努力で成長を続ける彼女は、これからも新たな彩りを見せ私たちを驚かせてくれるだろう。

■菅原 史稀
編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。Twitter

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