Dragon Ash、7人編成でのラストライブ開催! Kj「もみくちゃになるまでバンドは続けようと思います」と決意を新たに
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DRAGONASH LIVE "DEPARTURE" 撮影:TAKAHIRO TAKINAMI
ダンサー2名を含む7人編成で活動を続けていたDragon Ashが9月4日(金)、7人編成でのラストライブ「DRAGONASH LIVE “DEPARTURE”」をTACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)で開催。当日はリアルタイムのオンライン配信も行われ、可能な限りの感染予防対策を行いながらの有観客とオンラインによるハイブリッド・ライブとなった。
「DRAGONASH LIVE “DEPARTURE”」は、メンバーとして共に歩んできたダンサー、ATSUSHIとDRI-Vの2人がバンドを離れて新たな道を進む、”DEPARTURE=旅立ち”のためのラストライブ。TSUSHIとDRI-Vは、2000年からDragon Ashのライブに参加し、2003年より正式メンバーに。ロックバンドにダンサーをメンバーとして迎え、7人のバンド編成となったDragon Ashは約20年にわたり、彼らにしかなし得ない活動を行ってきた。
19時を少し過ぎると、このライブのために書き下ろされたアンビエントな曲『DEPARTURE』が流れ、未公開のレア映像を含む、様々なダンスシーンで構成された映像がステージ上のスクリーンに映し出された。そして、スクリーンが上がると赤いフーディ姿のダンサー、ATSUSHIが登場。着席が義務づけられた2階席と3階席を除き、アリーナの全観客が席から立ち上がると同時に場内から大きな拍手が沸き起こる。ATSUSHIに続いてダンサー、DRI-Vが同じく赤いフーディ姿で登場。各々のダンスがシンクロし、ステージの背後に「LIVE “DEPARTURE”」のロゴが浮んだ。さらに、バンドメンバー5人がステージに現れると、客席の拍手が手拍子に変化。Kjが笑顔で観客をうながし、手拍子が一気に加速すると、音楽への強い思いを歌った『A Hundred Emotions』がスタート。ATSUSHIとDRI-Vの旅立ちに捧ぐライブが本格的に幕を開けた。
この日のセットリストは、ATSUSHIとDRI-Vの思いが込められたスペシャルなものとなった。特にオレンジ色に染まるステージの上、リズムに合わせてダンサーが足を踏み鳴らす『Neverland』のアウトロのドラムが、『陽はまたのぼりくりかえす』のイントロへと繋がるシーンは圧巻。’98年と’14年の楽曲が融合していく様が体感出来たあの場面は、バンド×ダンスを追求してきた7人編成でのDragon Ashの集大成と言っても過言ではない。ATSUSHIの背中姿でスタートする定番のキラーチューン『Fantasista』は観客のシンガロングやモッシュありきのDA流パーティーチューンだからこそ、ここ最近の無観客や制限のあるフェスでは封印されていたが「次の曲は、今までみたいなライブが出来るようになる日まで二度とやんないから。でも今日は7人のスペシャルだから、やらせてください」とKjが語り、特別に披露された。
本編ラストに披露されたのは、次の人生を歩む友に捧ぐ曲『TIME OF YOUR LIFE』だ。Kjと櫻井がデュエット状態で歌い合う場面では、<響け親愛なる人へ>というフレーズを、<響け親愛なるダンサーズ>にチェンジ。その歌に応えるように、ATSUSHIがエモーショナルなダンスを披露し、DRI-Vが躍動感あふれるステップを踏む。「Dragon Ashに関わらせてもらえて20年。他では味わえない特別な経験がたくさん出来ました。今の自分があるのもDragon Ashのおかげ。みんなが支えてくれたことが自分のパフォーマンスに繋がっています。今までありがとうございます」。
『DANCE WITH APPS』で始まったアンコールでは、DRI-Vが思いを綴った手紙を読み上げた。続けてATSUSHIがDragon Ash全員と、故IKÜZÖNE、KenKen、現在のサポートベーシスト、T$UYO$HIへの感謝を告げた後、「これからはソロダンサー、舞踏家として、コンテンポラリーダンスの次を生み出したい。難しいと思うけど、日本人ダンサーとして世界最高峰を目指したい。男たるもの、楽な道より茨の道を選びたい。これからもよろしくお願いします」と決意を新たに。2人の言葉を受け、「悲しい別れをいっぱい経験してきたバンドなんで、最後は笑顔で終われたらと思います」とドラムの櫻井。7人編成でのラストライブのファイナル曲『Viva la revolution』では、会場の照明がすべてともされ、IKÜZÖNEが作り出した両腕をV字に挙げるVivaポーズをステージと観客が笑顔でキメた。
「ない知恵絞ってこういう形で開催して、これが正しいかはわからないけど、何もしないよりはずっとマシだと思う。例えばいつの日か、この場所がモッシュピットになって、もみくちゃになるまでバンドは続けようと思います。その日まで、みなさんも音楽をずっと好きでいてください」。Kjは最新曲『ダイアログ』の演奏前にそう語っていた。2人の旅立ちは、5人組としてのDragon Ashの新たな一歩でもある。「DRAGONASH LIVE “DEPARTURE”」は新たな道を進むATSUSHIとDRI-V、そして残された5人の決意を感じさせるライブとなった。
現在、各配信サイトでは、期間を限定して見逃し配信を行っている。また、セットリストのプレイリストを各配信サイトで公開しているので、そちらも併せてチェックしてほしい。
撮影:TAKAHIRO TAKINAMI
●公演情報
公演名:DRAGONASH LIVE “DEPARTURE”
公演日:2020年9月4日(金)
日時:18時開場/19時開演
会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN
【配信視聴チケット】
見逃し配信中(配信期間は各サイトでご確認ください)
オンライン配信チケット:3,000円(税込)
PIA LIVE STREAM:https://w.pia.jp/t/dragonash-pls/
GYAO!:https://yahoo.jp/vpvAN1/
uP!!:https://up.auone.jp/articles/id/80907?ref=os/
U-NEXT:https://t.unext.jp/dragonash/
以上詳細は、Dragon Ashオフィシャルサイト:http://dragonash.co.jp/
●DRAGONASH LIVE "DEPARTURE"セットリスト
1.DEPARTURE
2.A Hundred Emotions
3.Fly Over feat. T$UYO$HI
4.Mix it Up
5.Ode to Joy
6.光の街
7.Walk with Dreams
8.Neverland
9.陽はまたのぼりくりかえす
10.ダイアログ
11.Beautiful
12.Life goes on
13.繋がりSUNSET
14.Blow Your Mind
15.Shade
16.Aim High
17.Amploud
18.静かな日々の階段を
19.Jump
20.百合の咲く場所で
21.Fantasista
22.TIME OF YOUR LIFE
EN
I.DANCE WITH APPS
2.Harvest
3.Lily
4.Viva la revolution
【Dragon Ash配信情報】
DRAGONASH LIVE "DEPARTURE"セットリストのプレイリストを配信中!
ストリーミングほか配信はこちら
URL:https://dragonash.lnk.to/music
【ストリーミング解禁トレーラー映像】
【特設サイト】
URL:https://www.jvcmusic.co.jp/dragonash/streaming/