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乃木坂46齋藤飛鳥「映像研」の浅草みどりを演じて人間に、「“最強の世界”が切り開けた」

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映画「映像研には手を出すな!」のオンライン完成報告会見の様子。

本日9月9日に映画「映像研には手を出すな!」のオンライン完成報告会見が行われ、本作に出演した乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、女優の小西桜子とグレイス・エマ、監督の英勉が登場した。

「映像研には手を出すな!」は「月刊!スピリッツ」で連載中の大童澄瞳による同名マンガを実写化した作品。アニメーション制作を志す女子高校生3人の青春冒険譚が描かれたストーリーで、4~5月にはMBS・TBS系で全6話のドラマ版が放送された。

極度な人見知りの主人公・浅草みどりを演じた齋藤は、延期となっていた映画版の公開について「ドラマが放送されてからけっこう時間が経ってしまったので、今自分が演じている浅草みどり役を観ると、照れくさくて、恥ずかしいです」とはにかみながらコメント。一方山下は「無事に公開が決まって、本当にほっとしています」と安堵の表情を浮かべ、梅澤は「完成したものを3人で一緒に観たのですが、終わったあとに3人で無言で見つめ合う、とてもいい時間があったんです。だからこれはいいものができたなとそのときに実感したので、本当にたくさんの方に観ていただきたいと思います」と自信をのぞかせた。

印象的なシーンを尋ねられた齋藤は、ドラマ版でワイヤーに吊るされたときのことを振り返り、「私が“ぐあんぐあん”しながら身を任せるので、操作してくださる方が楽しんでくれて、『私死ぬのかな(笑)』と思いながらもけっこう楽しくて、一番印象的でした」と大掛かりな撮影について語った。またVFXが多用された撮影現場について英監督が「VFXのシーンは何もない所で演じなきゃいけないので、心の持ちようが難しいですよね。ロボットなのに、実は風船を見上げながら『すごーい』って言っているだけなんですよ」と裏話を明かすと、梅澤は「『本当にあの場所に(ロボットが)いなかったんだっけ!?』と思うくらい艶感とかもすごいし、私たちの演技もすごくないですか!?(笑)」と自画自賛して会場の笑いを誘った。

メインキャストの3人の演技については英監督が「皆さん本当にプロフェッショナルで素晴らしいんですよ。梅澤さんは金森を賢そうにみせるのが爆発的にうまいです。山下さんはセリフがないときのツバメちゃんが抜群にいい。ほかの人がしゃべっているときの間合いの取り方とかがすごくて。齋藤さんはもうね“ド天才”ですよ」と大絶賛。最後に齋藤は本作について「浅草を演じて、やっと人間になってきたねと言われることが多くなったんです。私を人間にさせてくれた作品です。後輩2人との関係性もいい意味で変わったし、私の人生の分岐点になった作品でもあって、人としての“最強の世界”が切り開けたなと思いました」と述べて会見を締めくくった。