SEVENTEEN、楽曲のテーマを忠実に反映したパフォーマンス 「24H」や「CALL CALL CALL!」などから考察
音楽
ニュース
SEVENTEENの怒涛の日本活動に、注目が集まっている。9月9日に日本で2枚目のミニアルバムとなる『24H』を発売。タイトル曲となっている「24H」は、日本の音楽特番で初パフォーマンスしたことでも多くの反響を呼んだ。また立て続けに、本日9月11日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)へも出演し、日本活動においてさらなるステップアップを遂げたことはもちろん、順調にファン層を拡大させている。SEVENTEENの魅力は、なんと言ってもパフォーマンスレベルの高さだ。息のあったダンスパフォーマンスには、一度見たら忘れない視覚的な斬新さがある。13人のメンバーそれぞれの努力によってダンススキルを向上させてきたことに加え、等身大の姿をアピールしながらも、独自の路線の楽曲と共に活動することで、“SEVENTEENらしさ”を洗練させてきた彼ら。今回はそんな中でも、とりわけ特徴的なパフォーマンスを取り上げたい。
最新曲である「24H」では、時計の長針と短針を運命のように見立て、真っ直ぐな想いが歌われている。楽曲展開が独特で、メロディラインも低音と高音が交互に登場するなど、中毒性のある一曲だ。同楽曲のパフォーマンスの見どころはズバリ、メンバーが一体となって時計を表現する部分である。デビュー当初から一貫した“群舞”は、本作でも健在である上に、跳ぶ、舞う、といったコンテンポラリー的要素もあり、スタイリッシュに感じられる。
楽曲のテーマ性を重視するパフォーマンスは、非常にSEVENTEENらしいと言えるだろう。日本語の楽曲でも、そのようなSEVENTEENの魅力が存分にアピールされている。日本での1枚目のミニアルバムのために書き下ろされた「CALL CALL CALL!」でも、同楽曲のテーマである“電話”をモチーフとした表現が多く取り入れられており、そのキャッチーさから日本でのブレイクを予感させていた。
インパクトのあるパフォーマンスと、キャッチーな楽曲は、SEVENTEENの人気を築き上げてきた重要な要素である。2015年に韓国でデビューした当時は、まだ今ほど大人数の男性グループが多くなかっただけに、13人という人数がパフォーマンスに与える影響に注目が集まった。SEVENTEENは、その人数の多さをグループにとっての強みとして常にプラスに活かしてきた。デビュー曲「Adore U」では、ステージの至る所でコミカルなやりとりが行われるところから始まり、メンバーが一カ所に集まったり、時にはステージ全体に散らばったりと、バラエティ豊かなステージを展開。また、同楽曲のパフォーマンスを音楽番組で10回以上披露している中で、一部の振り付けでは何パターンもの細かなアレンジを効かせていくことで、ファンを楽しませてきただけでなく、多くのK-POPファンの目を引く存在となったのである。
初めて音楽番組で1位を獲得した楽曲である「Pretty U」では、ステージにソファが設置されており、ミュージカルのように繰り広げられるパフォーマンスを行なったことで、さらに強烈なインパクトを残した。同楽曲では、キャッチーなメロディに乗せて爽やかさが表現されており、SEVENTEENがボーイズグループの中でもかなり個性的であるという印象を与えた。
2019年に発売した“家”がテーマであるミディアムナンバー「Home」も特異だ。人々が“家”という存在に対して感じる静けさと温かさを表現するため、様々な趣向を凝らしている。例えば、落ちサビでのドアを開ける仕草や、三角形の家の屋根を連想させるような手の形といった独創的な振り付けのほか、メンバーが回りながらジャンプする激しい動きは、凄まじい一体感を生んでいる。もはや芸術的とも言える同楽曲のパフォーマンスは、SEVENTEENの個性を開拓することとなった。その他にも、衣装のサスペンダーやスカジャンを用いたパフォーマンスをしてきたことで、常に進化を遂げてきたSEVENTEEN。デビューからこれまでの5年間の中で行われてきたパフォーマンスは、上記の楽曲に限らず、独自のものがほとんどであり、グループの個性の確立に関しては、惜しみなく努力してきた様子が感じられる。
SEVENTEENは、1つひとつの楽曲のテーマを、パフォーマンスに忠実に反映しているように思う。最近ではメンバーの実年齢的な成長とともに、大人っぽい曲も増加し、グループとして新たな階段を上るように着実な成長を遂げている。見ている人を楽しませる、最上級のエンターテインメントをこれからも届けてくれるだろう。
■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006

