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SixTONES、『TrackONE -IMPACT-』発売直前 “思わず骨抜きにされる”ライブ演出を解説

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リアルサウンド

 10月14日発売にSixTONESのLIVE DVD/Blu-ray『TrackONE -IMPACT-』が発売される。リリースに先駆けて、SixTONESのYouTubeチャンネルでは、『「TrackONE -IMPACT-」ビジュアルコメンタリーのダイジェスト映像(YouTubeオリジナルVer.)』と題し、特典映像の一部を公開した。発売に向けてメンバーもファンも盛り上がりをみせている。ここで改めてSixTONESライブの魅力を振り返ってみたい。

 SixTONESライブの魅力は、なんといってもパフォーマンスの完成度の高さにある。10代でデビューするグループも珍しくない中で、SixTONESは全員が20代でのデビュー。若かりし頃から先輩のバックダンサーに加えて、ジャニーズJr.が合同で出演する『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)や、『SUMMER STATION』など数々のステージに立ってきた。また、単独コンサートとしては、2019年『CHANGE THE ERA -201ix-』で3都市10公演、『Rough “xxxxxx”』では14都市19公演のツアーを完走。場数を踏んできただけに、歌にダンス、トークと抜群の安定感を誇る。

 またステージ演出も、世界観に迷いがないのがSixTONESらしい。『CHANGE THE ERA -201ix-』横浜アリーナ公演では、スモークが焚かれたメインステージから登場するかと思いきや、照明に誘われるがまま視線を移すと、会場の中央上、同心円状のゴンドラからゆっくりと登場。振り返ってみれば、ジャニーズJr.東京ドーム単独公演『8・8祭り』でも、彼らは気球に乗って現れる鮮烈なインパクトを残した。オープニングから気が抜けないのもSixTONESのステージの特徴だ。

 楽曲の構成も独特で、『CHANGE THE ERA』の一曲目はちょっと意外な「Hysteria」。胸元が少しはだけたシャツスタイル。ステージに降り立つと、ジャケットを手にしてスタンドミラーの前に立つ。照明を最小限にとどめ、彼らを照らす艶やかなピンク色の照明によって色気が増す。〈二人の部屋はまるでParadise〉と歌う彼ら。秘密めいた空間を演出した。単なる衣装替えではなく、楽曲の世界観を踏まえた振り付けを盛り込んだストーリー性の高い演出。一曲目からこんな骨抜きにされちゃったら身が持たない……。

 緩さがあるかと思えば、キビキビと6人の振り付けの合わせ技で魅せ、パワフルな「Amazing!!!!!!」へと繋ぐ。歌にダンス、安定した歌唱力で聴かせる場面もあれば、自転車で花道を爆走する髙地優吾、「Mr.ズドン」ではファンも大きな声で「ズドン!」と叫ぶなど、笑いに溢れる楽しいパートが続く。このままのテンションでラストまで続くかと思いきや……。「T∀BOO」からは再び、めくるめく世界へと誘う。中でも「Body Talk」は、アイドル史上、稀に見る色気たっぷりの演出。中途半端では済まさず、楽曲の世界観をとことん追求していることが伝わってくる。

SixTONES – Amazing!!!!!! (FocusCam @ Osaka-Jo Hall “CHANGE THE ERA -201ix-“)

 静と動、緩さと激しさ、爆笑を誘うトークと真剣な眼差し……相反するものをミックスした、刺激的なステージ。トークでは、ボケに次ぐボケ……ボケの渋滞が巻き起こる。まるで友人の会話を聞いているような気張らないラフさもある。予定調和には収まらない構成で、翻弄されっぱなしだ。

 10月2日公開されたSixTONESのYouTubeチャンネルでは、メンバーが揃ってライブ映像を視聴。「すごい煙」、「いいね」と見たままを口々に言葉にするメンバー。一様に笑顔を浮かべ、目をキラキラと輝かせて見入る姿がたまらない。誰よりも喜んでいるであろう彼らの表情をみると、一刻も早く手に入れたい気持ちが高まる。

SixTONES「TrackONE -IMPACT-」ビジュアルコメンタリーのダイジェスト映像(YouTubeオリジナルVer.)

 まるでメンバーと一緒に鑑賞会を開催している気分になれるビジュアルコメンタリー映像は初回盤に付属される。また、YouTubeで公開されている映像には、ここでしか見られない蔵出しトークも入っているとのことなので、発売までの数日間でしっかり予習して本編に臨みたい。勉強の予習・復習は苦手でも、SixTONESに関することならば大歓迎だ。

 彼らの大きな一歩を収めた『TrackONE -IMPACT-』。発売まであと4日。もう、期待しかないSixTONESのライブ映像を楽しみに待ちたい。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています