篠原ゆき子と倉科カナの共演作「女たち」2021年春に公開、予告編も到着
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「女たち」ポスタービジュアル
篠原ゆき子と倉科カナの共演作「女たち」が2021年春に公開される。
本作は、半身不随の母と2人で暮らす美咲の姿を描く物語。就職氷河期世代の美咲は希望する仕事に就くことができず、何もかもがうまくいかずUターンし、実家で気難しい母を介護する日々を送っていた。美咲が唯一心のよりどころとしているのが、親友の香織。養蜂家としてマイペースに充実した人生を送っているように見える香織だが、彼女も人知れず心に深い闇を抱え、精神を患っていた。
美咲を篠原、香織を倉科が演じ、高畑淳子、サヘル・ローズ、筒井茄奈子、窪塚俊介も出演。奥山和由が製作を担当し、「ふゆの獣」の内田伸輝が監督を務めた。YouTubeで公開された予告編には、美咲と母が口論する場面や、香織が地面に横たわるシーンが収められている。
篠原は「『わたしはここにいます。あなたと同じ時代に生きています。』私が胸を張って伝えたいことは、実はそれだけのことかもしれません。コロナ禍の中でも撮り切ろうという賭けに出てくださった奥山プロデューサー、そして本作りからずっと信頼関係を深めてくださった内田監督に感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを述べる。倉科は「生きる事は苦しい。それでも食いしばって生きぬいていく、泥臭く。汚く。それしかないんだとこの映画を作りながら思いました」とつづった。
篠原ゆき子 コメント
「わたしはここにいます。あなたと同じ時代に生きています。」
私が胸を張って伝えたいことは、実はそれだけのことかもしれません。
コロナ禍の中でも撮り切ろうという賭けに出てくださった奥山プロデューサー、そして本作りからずっと信頼関係を深めてくださった内田監督に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、ラストシーンへの緊張で心が動かなくなった私に、高畑さんが掛けてくださった言葉はずっと忘れません。未熟者なりにスタッフの皆さんに助けていただき、精一杯を出し切ったと思います。「女たち」ご覧いただければ幸いです!
倉科カナ コメント
「女たち」の脚本を読んだ瞬間、香織はショートだという強い画が浮かび、髪を切りました。女たちというタイトルとは反して女である事を恨んでさえいる様な役柄だったから、自分の見たくない部分を見つめ、もしかしたらこの先もこの役に影響され日常に戻れないんじゃないか、、、って不安になりながらも思い切って飛び込み撮影に挑みました。生きる事は苦しい。
それでも食いしばって生きぬいていく、泥臭く。汚く。それしかないんだとこの映画を作りながら思いました。映画には蜜蜂が象徴的に出てきます。蜜蜂のように一心不乱に生きた女たちを是非、スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。
(c)映画「女たち」製作委員会