明日海りお、松本妃代、土居志央梨らが朝ドラ初出演 『おちょやん』第3弾キャスト発表
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2020年度後期連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合)の第3弾キャストが発表された。
本作は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指していく。主人公・竹井千代を杉咲花が演じる。
新たに発表されたキャストは、千代にとって家族と同様の存在となっていく、喜劇の一座「鶴亀家庭劇」と芝居茶屋「岡安」の人々。
杉咲は今回発表されたキャストたちについて、「ひとには、それぞれ多様な性格があって、楽しい、悲しい、嬉しいと感じることもみんなちょっとずつ違ったりして。そんなひとりひとりが“自分”という人間をまっすぐにがむしゃらに生きている姿からは、勇気をもらえたり、時には歯痒い気持ちになったり、なんだか滑稽だったり。そんなことをまるまるまとめて愛おしいと思えてしまうような「鶴亀家庭劇」「岡安」の魅力的な皆さんとのシーンを通して、私自身も豊かで温かい気持ちやたくさんのパワーもらっています。きっとみなさんも、みなさんにとっての大切な仲間のことを考えたり、会いたくなったりしてしまうはずです。是非、ご期待ください」とコメントを寄せている。
「鶴亀家庭劇の座員たち」として、新派出身の女優・高峰ルリ子を明日海りお、歌舞伎出身の俳優・小山田正憲を曽我廼家寛太郎、初代天海天海の時代からの座員で、千代や一平を幼い頃から見守ってきた須賀廼家天晴を渋谷天笑、初代天海天海の時代からの座員で、一座のムードメーカー・須賀廼家徳利を大塚宣幸、初代天海天海の時代からの座員で女形の役者・漆原要二郎を大川良太郎、歌劇団出身の女優・石田香里を松本妃代、須賀廼家徳利の弟分・須賀廼家百久利を坂口涼太郎がそれぞれ演じる。
また、「芝居茶屋『岡安』で働く人々」として、「岡安」の女中頭・かめを楠見薫、「岡安」で働く千代の先輩のお茶子・富士子を土居志央梨、同じく先輩のお茶子・節子を仁村紗和、同じく先輩のお茶子であり千代と最も仲良くなる玉を古谷ちさが演じる。
鶴亀家庭劇の座員たち
明日海りお(高峰ルリ子役)※連続テレビ小説初出演
新派出身の女優。かつては東京で主役を張る人気女優だったが、大山鶴蔵社長に頼まれて鶴亀家庭劇のメンバーに加わったという。プライドが高く、最初は喜劇をバカにしていたが、徐々に女優魂に火がついていく。
曽我廼家寛太郎(小山田正憲役)
歌舞伎出身の俳優。3つのときに初舞台を踏んだ大ベテランだが、なかなか芽がでず、喜劇の世界に活路を見いだそうとする。歌舞伎の癖が抜けず、喜劇の芝居中になぜか見得を切ろうとしてしまう。
渋谷天笑(須賀廼家天晴役)
初代天海天海の時代からの座員で、千代や一平を幼い頃から見守ってきた。のちに新たに旗揚げされた鶴亀家庭劇に参加する。天晴という名前だが、雨男、いつもどしゃ降りの人生。
大塚宣幸(須賀廼家徳利役)
初代天海天海の時代からの座員で、一座のムードメーカー。のちに新たに旗揚げされた鶴亀家庭劇に参加する。徳利という名前だが、酒よりビールが好き。ほら貝を吹くのが得意。
大川良太郎(漆原要二郎役)※連続テレビ小説初出演
初代天海天海の時代からの座員。体は大きめだが、女形の役者。舞台に立ったときの美しさは圧倒的。のちに新たに旗揚げされた鶴亀家庭劇に参加。一平には、特別な思いがある。
松本妃代(石田香里役)※連続テレビ小説初出演
歌劇団出身の女優。歌って踊れるのが自慢だが、喜劇の世界ではそれを披露する機会がなかなかない。千代を密かにライバル視している。
坂口涼太郎(須賀廼家百久利役)
須賀廼家徳利の弟分。千之助の喜劇に心酔しており、千之助のあとを追って、鶴亀家庭劇に参加する。千之助のいるところには常に百久利がいる。
芝居茶屋「岡安」で働く人びと
楠見薫(かめ役)
芝居茶屋「岡安」の女中頭。奉公に来た千代に、掃除・洗濯など「岡安」での仕事を厳しくたたきこむ。千代の成長を温かく見守っている。顔に似合わず、少しおっちょこちょい。
土居志央梨(富士子役)※連続テレビ小説初出演
芝居茶屋「岡安」で働く千代の先輩のお茶子。お茶子の仕事に誇りを持ち、お茶子頭として強い責任感を持っている。怒ると少しこわい。
仁村紗和(節子役)※連続テレビ小説初出演
芝居茶屋「岡安」で働く千代の先輩のお茶子。意外に、負けん気が強い。富士子とは年が近いこともあり、言い合いになることが多い。
古谷ちさ(玉役)※連続テレビ小説初出演
芝居茶屋「岡安」で働く千代の先輩のお茶子。千代とは、一番年が近く、仲が良い。心配性でおっとりとしているが、言うべきことは言う。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
11月30日(月)よりNHK総合にて放送開始
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK