山形国際ドキュメンタリー映画祭の上映作を東京で、57本集めたイベント開催
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「インディアナ州モンロヴィア」
57本のドキュメンタリー映画を上映する「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京2020」が11月7日より東京・K's cinema、12月1日よりアテネ・フランセ文化センターで開催される。
隔年で開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭。その翌年に東京で行われる「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」は、山形で上映した作品に独自のプログラムを加えて上映する企画だ。1400本を超える応募作品から選ばれた作品群であるインターナショナル・コンペティション部門では、フレデリック・ワイズマン監督作「インディアナ州モンロヴィア」、チリ南部の小さな町で起きた製紙会社組合員大量殺人事件を告発する「十字架」がスクリーンにかけられる。
またアジアの若い作家たちを発掘・応援するアジア千波万波のカテゴリーには、レバノン内戦後の行方不明者を題材とした「消された存在、__立ち上る不在」、10年ぶりに帰郷したクルドの村や家族を監督自身が切り取る「ハルコ村」、アッバス・キアロスタミの息子バフマン・キアロスタミが監督した「エクソダス」がラインナップに入った。そのほか主な上映作品は下記の通り。
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京2020
2020年11月7日(土)~20日(金)東京都 K's cinema
2020年12月1日(火)~5日(土)、8日(火)~12日(土)東京都 アテネ・フランセ文化センター
主な上映作品
インターナショナル・コンペティション
フレデリック・ワイズマン「インディアナ州モンロヴィア」
テレサ・アレドンド、カルロス・バスケス・メンデス「十字架」
クレア・パイマン「光に生きる─ロビー・ミューラー」
アジア千波万波
ガッサーン・ハルワーニ「消された存在、__立ち上る不在」
サミ・メルメール、ヒンドゥ・ベンシュクロン「ハルコ村」
バフマン・キアロスタミ「エクソダス」
アラシュ・エスハギ「気高く、我が道を」
Double Shadows/二重の影 2:映画と生の交差する場所
ジョナス・メカス「富士山への道すがら、わたしが見たものは…」
ダグラス・ゴードン「メカスの難民日記」
イリンカ・カルガレアヌ「チャック・ノリス vs 共産主義」
ボリス・ニコ「パウロ・ブランコに会いたい」
新進気鋭の作家たち
草野なつか「王国(あるいはその家について)」
小森はるか+瀬尾夏美「二重のまち/交代地のうたを編む」
台湾と台風──映画作家・許慧如(シュウ・ホイルー)
シュウ・ホイルー「洪水の後で─家についての12の物語」
シュウ・ホイルー「故郷はどこに」
特別招待作品
ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス「トム・ジョビンの光」
イェルヴァン・ジャニキアン、アンジェラ・リッチ・ルッキ「アンジェラの日記―我ら二人の映画作家」
審査員作品
ホン・ヒョン「スクジュナの惑星」
サビーヌ・ランスラン「私たちの狂気」
デボラ・ストラトマン「ヴェヴェ(バーバラのために)」