和田琢磨が「ほん怖」劇場版のCG代浮かす、井桁弘恵は“呪われた家”でまったり
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「劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~」舞台挨拶の様子。左から井桁弘恵、和田琢磨。
「劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~」の舞台挨拶が本日10月16日に東京の池袋シネマ・ロサで開催され、キャストの和田琢磨、井桁弘恵、監督の天野裕充が登壇。キャストの松田幸起はMCとしてイベントに参加した。
一般投稿で寄せられた心霊体験から厳選したエピソードを映像化するオムニバスホラー「ほんとうにあった怖い話」シリーズの劇場版となる本作。死んで間もない人の魂を現世に呼び戻すため、屋根の上から、あるいは井戸に向かって死者の名前を呼ぶ「たまよばい」という風習がテーマだ。ある雑誌編集部で働く駆け出しの編集者・高橋充を和田、屋根に登ろうとした祖母を転落死で亡くした小川汀を井桁が演じた。
8月末に行われた本作の撮影。和田は「舞台出演が多いので、映画の撮影は久しぶりな感じがしました」と話し、井桁は「コロナなのでお昼ごはんも分かれて食べて、撮影が始まるギリギリまでフェイスシールドを付けていました」と振り返った。井桁との撮影について、天野は「現場でどういうふうにやろうかなと思っていると、アイデアをいろいろくださるんです」と回想。松田も「一番若いのに引っ張っていた」と続けると、井桁は「現場が楽しかったので、こんなこともやってみたいと浮かんできたんです」と照れた様子を見せた。
「僕は“晴れ男”で通してまして……」と言ってエピソードを披露したのは和田。雨予報が出ていた撮影日を振り返り、「僕が朝来たら、スタッフさんが『ヤバい』って震えてたので『僕は晴れ男なんで大丈夫です』と。朝の道路のシーンではパッと晴れまして。次の撮影場所に移動する途中はずっと雨が降っていたんですが、着いた途端にサーッとまた晴れました」と満面の笑みで明かした。
天野は印象深かったシーンとして、和田のおかげで合成処理をせずに済んだ場面を挙げる。「撮影部と相談していたら、和田さんが『これ、合成せずにできますよ』と。それで『やってみましょうか』『あれいけるんじゃないの』と合成なしでパフォーマンスだけで魅せたシーンになりました」と説明。物を使ったアクションシーンだったと説明した和田は「晴れさせるわ、CG代の予算は削るわ……」と自身を褒めるような冗談を飛ばして、キャスト陣を笑わせる。
またロケ地として使用された“呪われた家”には、実は現在も人が住んでいると話した天野。松田が「みんな怖がっているのに井桁さんは落ち着くって言うんです」と話すと、井桁は「おばあちゃん家にそっくりで、懐かしい気持ちになっちゃいました。ずっと縁側にいましたね」とくつろぐポーズを見せ、会場に笑いを起こした。
「劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~」は池袋シネマ・ロサで本日10月16日より1週間限定ロードショー。全国でも順次公開される。
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