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女子高生と老人がグラフィティアート巡って戦う短編コメディ公開

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「グラフィティ・グラフィティ!」ポスタービジュアル

松尾豪の監督作「グラフィティ・グラフィティ!」が11月20日に公開される。

本作は、女子高生と老人がグラフィティアートを巡って戦うさまを描いた短編コメディ。ある夜、女子高生・柚子は悪友の誘いで、 商店街のシャッターにグラフィティを描いてしまう。翌朝そのグラフィティに気付いた家主の権三は激怒。上からペンキで「ヘタクソ」と書き殴り、それを見た柚子もさらにグラフィティを重ねる。これを境に毎朝毎晩グラフィティを描き合う戦いが始まり、柚子は次第にグラフィティの楽しさに目覚めていく。

渡邉梨香子が柚子、「時時巡りエブリデイ」の萩原正道が権三を演じ、角健士、村上真衣も出演。京都国際映画祭2019クリエイターズ・ファクトリーのエンタテインメント映像部門で最優秀賞と観客賞を獲得したほか、門真国際映画祭2020、徳島国際映画祭2020などでも入賞している。YouTubeでは柚子と権三のグラフィティ合戦を収めた予告編が公開中。松尾と、本作に協力したグラフィティアーティストSHIRO、カラテカの矢部太郎、作家の池田明季哉、映画監督の村川透のコメントは下記に掲載している。

「グラフィティ・グラフィティ!」は東京・TOHOシネマズ 池袋で上映。

松尾豪 コメント

あなたの背中を押してくれる人はいますか?
映画「グラフィティ・グラフィティ!」は夢に焦がれたことのある全て人に贈る青春ハートフルコメディ映画です。
そして、家族ではない、友達でもない、奇妙だけど温かい…そんな人間関係が現代には必要なのではないだろうか?という思いで主人公の柚子と権三を描きました。そして、世界中で大活躍しているグラフィティ・アーティストSHIRO監修による数々のグラフィティが映画を彩ります。是非ともお楽しみください!

SHIRO コメント

最初、絵がない状態での完成されたキャストの演技を見て、あ!これは下手なのを描いちゃダメだと思いました。メインになる絵の作品を描いてる間中、監督が真横に張り付いて作品への熱い想いを語ってくれた。
話を聞いてるうちにグラフィティを始めたばかりの22年前の自分が主人公の柚子と全く同じ気持ちで絵を書いていたのを鮮明に思い出しました。熱い監督に触発されて、柚子とシロ、完全にシンクロしてます。

矢部太郎 コメント

おすすめです! あのバンクシーのネズミの絵をカワイイと言ったあの方にもおすすめしたい! 池袋での上映、東京への贈り物かも?

池田明季哉 コメント

「グラグラ」めちゃくちゃよかったです…! キャラクターも物語もシンプルに整理されていて、エンターテイメントとしての質の高さに驚きました。もちろんアートの一種を手掛ける人間として、メッセージも共感ばっちりでした。創作好きなら絶対に刺さる。

村川透 コメント

映画の世界に入って60年になりますが、例えるならN.Y.派のジャズからフレンチ・ジャズへと変わったかのような、新しい発見だった!

(c)GOING FILMS