木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が息子自慢合戦!? 奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐に信頼を寄せる
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10月23日よりスタートするTBS金曜ドラマ『恋する母たち』の制作発表記者会見が10月17日に都内で行われ、木村佳乃、吉田羊、仲里依紗、奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐が登壇した。
柴門ふみの同名漫画を原作に、大石静が脚本を手掛けるラブストーリー。主人公の石渡杏(木村佳乃)は、11年前に夫に突然失踪されて以来、不動産屋でパートをしながら一人息子を育て、有名進学高校に入学させたシングルマザー。杏の息子と同じ名門校に通う息子を持つのは、キャリアウーマンの林優子(吉田羊)とセレブ妻の蒲原まり(仲里依紗)。三者三様の家庭環境にいる母たちは、一見幸せそうな生活を送りながらも、誰にも言えない秘密と悩みを抱えていた。
19年ぶりにTBS系ドラマで主演を務める木村は「時の流れを感じますね」としみじみ。もともと原作マンガのファンだったことを明かし、出演決定時には「えーっ、嬉しい!」と歓喜したそう。一方で、杏はこれまでにないタイプの役柄だといい、「大変新鮮です」と木村。共感できるところを聞かれると、「客観的になかなか見れない状態。杏として考えちゃっているので、切り離せない」と役に没頭している様子だった。
キャリアウーマン役を演じる吉田は「家にいるよりも仕事をしているほうが落ち着く、母性に確信がもてない人というのは、共感できる部分」とコメント。また仲は、18歳の子どもをはじめ、3人の子どもがいる役どころ。長男を怒るシーンではテストを繰り返したといい、「自分の息子が大きくなった時に、こうされたらどうするかなと考えてみました。今まではそんなこと、考えたことがないんですけど」と振り返った。
優子の息子・大介役を演じる奥平は、引きこもりかつ反抗期という大介に「共感できる部分がない」と苦笑い。自身の反抗期はすでに終わっていると明かし、吉田に対して「強く当たってしまうのが申し訳なくて。毎回毎回、心が痛い」と吐露していた。
まりの息子・繁秋役の宮世は、役柄について「反抗期で、成績がビリで」と切り出すも、「名門校のビリなので、普通の高校ならいいほうだと思う!」と熱弁。ずっとヘッドホンをしているところに共感するといい、劇中同様、実際に母親からヘッドホンを外すよう注意されたこともあるのだとか。また実生活でも妹がいると打ち明け、「料理も作ってあげるので、そこは演じやすかった。こう見えて、お兄ちゃんやってます」とほほえんだ。
杏の息子・研役を演じる藤原は、「研は母親が喜ぶことをしてあげたいと思うような優しさがある子」と紹介。「成績は(下)から2位。でも不真面目なわけじゃなくて、ちゃんと勉強してるのに点が取れないっていう逆に可哀想な子です」と話して笑いを誘い、自身との共通点は「母親想いのところ」と目を輝かた。
ここから、女優たちの息子自慢がスタート。木村は藤原について「英語の発音がすっごくいい。帰国子女じゃないよね?って思うくらい上手でした。そして趣味はジャズピアノです」と興奮気味。「すっごいハードル上がってませんか?」と笑う藤原に、木村が「動画を撮って見せてって言ってるんですけど……」と話すと、藤原は「そうだった!」と大慌て。リクエストされているビルエヴァンスの「枯葉」を披露できるよう、「がんばります」と意気込んだ。
さらに木村は、藤原の語彙力を絶賛。監督に質問する際にも「高校生とは思えない話し方をする」といい、「将来が楽しみですよ」と期待。かたや藤原は、木村について「テレビで観ていて明るい方だなと思っていて、実際にお会いしたら本当にそのままで。佳乃さんのおかげで、現場に陽の雰囲気が流れている」と笑顔。クランクイン当初から「お母さんでしたね」と信頼を寄せた。
吉田は、奥平のデビュー作である映画『MOTHER マザー』を観た際に「うわ、すごい人が出てきたなって本当に感動して。今回ご一緒できるのをすごく楽しみにしていた」と回顧。「演技に慣れていないからこそ、変に演技でこねくり回すのではなく、セリフをまっすぐに私に届けようとしてくださるので、彼とやるシーンは一言一言セリフが突き刺さる」と、奥平の芝居を称賛した。
さらに奥平を「ストイック」と称し、与論島のロケでは「引きこもりの役なので、焼けちゃうから一切外に出ず、(父親役の)矢作(兼)さんがすすめた『時計じかけのオレンジ』を観ていた」と暴露。「私なんて、水着持って行って泳いじゃいましたから」と話すと、「右に同じ」という木村と「ねぇ」と顔を見合わせた。
続く仲は、「琉弥くんは目がすごく大きくて、めちゃめちゃ瞳がキレイなんですよ」とにっこり。人見知りだという仲は、宮世がフランクに話しかけてくれたことで交流が深まったと報告し、「すごく謙虚で、素敵な子です」とべた褒めだった。その宮世は、以前から仲が配信するYouTubeをよく観ていたといい、「会った時にも、YouTubeのことの質問攻めみたいになっちゃった」と楽しそうに述懐した。
なお会見終盤には、明日18日に誕生日を迎える仲に、サプライズでフラワーケーキが登場。「え~!?」と嬉しそうに声を上げた仲は、「31歳もがんばろうと思います」と笑顔を見せていた。
■放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
TBS系にて、10月23日(金)スタート 毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:木村佳乃、吉田羊、仲里依紗、小泉孝太郎、磯村勇斗、森田望智、瀧内公美、奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐、渋川清彦、玉置玲央、矢作兼、夏樹陽子、 阿部サダヲ
原作:柴門ふみ『恋する母たち』(小学館 ビックコミックス刊)
脚本:大石静
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:佐藤敦司
演出:福田亮介
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS