Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 橋本マナミに台湾記者から「美しい…」の声、峯田和伸はドラマ共演者の結婚祝福

橋本マナミに台湾記者から「美しい…」の声、峯田和伸はドラマ共演者の結婚祝福

映画

ニュース

ナタリー

記者会見の様子。

「越年 Lovers」が台湾・高雄で開催中の高雄映画祭に出品され、10月17日に記者会見とプレミア上映会が行われた。

10月16日から11月1日にかけて開催される高雄映画祭。今年は「時光幻遊(Time Voyage)」をテーマに、 過去、現代、未来と時間軸が交差するような構成の作品が多く集められた。岡本かの子の小説「越年 岡本かの子恋愛小説集」「老妓抄」に着想を得た本作は、日本・台湾・マレーシアと国境を超えて恋人たちの姿が描かれる点がテーマに当てはまるとして特別招待作品に選出された。

記者会見には台湾キャストのオスカー・チュウ、ユー・ペイチェン、ウー・ホンシュウ、監督のグオ・チェンディが登壇し、さらに日本人キャストの峯田和伸(銀杏BOYZ)と橋本マナミがリモートで参加した。記者から、女性上位のラブシーンについて質問が挙がると、女性キャストとして唯一登壇したユー・ペイチェンは「台本に描かれていなかった演出を監督とだけ相談して撮影に挑みました」と裏話を明かす。すると相手役を務めたウー・インシューは「なるほど、こんなふうに演じるんだと思った記憶があります。おかげで俳優としての幅が広がりました」と感心したように答え、笑いを誘った。またマレーシアでの撮影で、ビンタされるシーンを何度も演じたオスカー・チュウは「顔が腫れ、氷で冷やしました。本気でやらないと観てる人に伝わらない!と自分奮い立たせて撮影しました」と苦労を打ち明けた。

峯田と橋本は途中から会見に参加。記者から「美しい……」と声が漏れる中、橋本は「海辺のシーンには人情味を感じるノスタルジーがあるし、山形のシーンでは自慢の雪景色の中でもどかしい純愛が描かれていたり、それぞれの土地の魅力が映し出されています」と本作をアピールした。同映画祭に2回目の参加となった峯田は、銀杏BOYZとしても人気を集めており、映画祭側の熱烈なオファーによって参加することに。台湾人監督との撮影について「言葉は通じなくても、気持ちで通じ合えたなと思いました」と振り返る。またドラマ「高嶺の花」で共演した石原さとみの結婚が台湾でも話題ということで、「ライブに来てもらって以来、1年くらいお会いしていなくて、ニュースで見てびっくりしました。今回共演した橋本さんと言い、お二人には幸せになってほしいです……僕は1人で部屋で泣いています(笑)」と祝福する場面も。

上映後のティーチインでは、観客から「なぜ日本の小説家である岡本かの子の小説を原作にしたのか?」という質問が挙がった。グオ・チェンディは「昭和初期の作家だが、まったく古さを感じさせない作風で、衝撃的なラブストーリーだと思った。ぜひ映像にしたいと思ってプロデューサーに相談をしたところ、現代劇にできるかと聞かれ、ディスカッションしているうちに原作の普遍性に気付き、現代の台北でも世界のどこでも置き換えられると確信したのが、プロジェクトの始まりです」と本作の誕生について語った。

「越年 Lovers」は12月18日に山形と宮城・仙台で先行公開。2021年1月15日に全国公開となる。

(c)2019映画「越年」パートナーズ