涙流す芦田愛菜を新音と田村飛呂人が慰める「星の子」本編映像

全国で公開されている「星の子」の新たな本編映像がYouTubeで解禁された。

芦田愛菜が主演を務めた本作は、今村夏子の同名小説をもとにした物語。怪しい宗教を信じる両親に育てられた少女・ちひろの葛藤が描かれる。芦田がちひろを演じ、大森立嗣が監督を務めた。

映像に収められているのは、一目惚れの相手である教師・南との間に起こったある出来事が原因で、ちひろが涙を流すシーン。新音演じる親友なべちゃんと、なべちゃんの彼氏である新村がちひろを慰める場面になっている。

「ちひろは宗教や両親のことで悩むときもありますが、学校に行けば心許せる友達がいて、つらい思いを打ち明けられます。ちひろの多面的な部分を表現したいと思いました」と語る芦田。学校シーンの撮影を「なべちゃんや新村くんと一緒にいるときは本当に学校にいるような感じで、毎日笑いが絶えない楽しい現場でした」と振り返る。

新村役の田村飛呂人はオーディションで選ばれたが映画初出演だったため、3人のシーンは大森がワークショップを開いて、俳優たちが役と向き合う時間を取った。ちひろの父を演じた永瀬正敏は、田村のシーンについて「いがちな感じで、よかった」と笑っていたという。

(c)2020「星の子」製作委員会