玉木宏のライバル役・滝藤賢一が登場! 『極主夫道』のシュールな面白さ
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個性的なキャラクターが登場する『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)第2話は、龍(玉木宏)のライバルである虎二郎(滝藤賢一)が出所することから始まる。虎二郎は、不死身の龍と双璧をなす男と恐れられていた。
ルートが決まったと、相変わらず物凄いスピードで自転車を漕いでいく龍。「戦場に行く」と向かった先は、なんと特売セール会場であった。吹き飛ばされながらも、雅(志尊淳)とともに、欲している商品を目がけて飛び込む。
その後、たまたま歩いていた先で、龍と虎二郎が出会い、勝負だと喧嘩が始まるかと思いきや、お互いがスイーツを作り始めてSNSでいいね!争いを始めたのだ。相変わらずの変化球に思わず笑みが溢れる。
しかし、龍が帰宅するとそこには不穏な空気が流れていた。異臭に加え部屋が荒れていて、1話のあの嫌な予感が甦る。案の定、妻の美久(川口春奈)がナポリタンを焦がしてしまっていた。龍が新しく作り直すも、妻思いの龍は美久が焦がしてしまったナポリタンを健気に食べる。ここでも龍の見た目とはギャップのある優しさが垣間見えた。
その後、「太ったんじゃないの」と娘の向日葵(白鳥玉季)に言われた龍は、家の前でフラフープをし始めるが、警官であるタツキ(古川雄大)に通報があったと帰されてしまう。翌日、ダイエットのために和子(MEGUMI)にフィットネスクラブを紹介してもらった龍。そこにはなんと虎二郎がいた。またまた二人が何かで争い始めるかと思っていると、何やらポーズを取るたびに極道で起こることをうまく言い合う対決が始まった。龍と虎二郎が繰り広げる対決は、極道っぽさを全く感じさせない。
婦人会の出店でそれぞれ今川焼きとたい焼きを出すことになった火竜町婦人会と水竜町婦人会。場所を譲るか譲らないかで一悶着をし、お互いに険悪なムードになる。いつもの喫茶店で火竜町と水竜町の婦人会が遭遇し、未だに一触即発の雰囲気になるなか、仲立ちをしようと雲雀(稲森いずみ)がやってくる。
しかし、それによって火竜町婦人会と水竜町婦人会が、主婦業をいかにうまくこなすことができるかの対決が繰り広げられることに。お互いに引けを取らない両者の対決は、モノを大切にする考えを持つ龍が引っ張り合っている服から手を離すことによって、お互いが仲直りをし終焉を迎えた。
極道の日常が、絶妙の温度感で主婦の日常に入り込んでいくシュールなおもしろさとネタが豊富に詰め込まれる場面転換の早さが、第2話でも際立っていた。極道の視点と主婦の視点の双方を持つ龍が起点となり、その双方が交わって今までに類のない「主婦×極道」の物語が出来ている。
■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。Twitter/Instagram
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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