「おらおらでひとりいぐも」大島依提亜がディレクションしたポスター公開
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高橋将貴がイラストを担当した「おらおらでひとりいぐも」ポスター。
田中裕子が主演を務める「おらおらでひとりいぐも」より、大島依提亜がディレクションしたイラストポスター3種が公開された。
若竹千佐子の同名小説を沖田修一が実写化した本作は、夫に先立たれた主人公・桃子さんがパワフルに日々を生きるさまを描く物語。田中が75歳の桃子さん、蒼井優が20歳から34歳までの桃子さんを演じ、東出昌大が夫・周造に扮した。そのほか濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎が桃子さんの心の声である寂しさ1、寂しさ2、寂しさ3役で出演している。
ポスターの制作には、イラストレーターの高橋将貴、石黒亜矢子、丹地陽子が参加。桃子さんがマンモスにまたがる姿などが描かれた。大島は「“一人暮らしの老人”の脳内とお茶の間とその言葉のイメージを軽々と飛び越え/飛び出したまさかのエンタテイメント展開の底抜けの楽しさこそ、まさしくお茶の間ではない劇場で、そして“みんなで”味わって欲しい映画です」と述べた。高橋、石黒、丹地のコメントは下記に掲載している。
「おらおらでひとりいぐも」は、11月6日に全国で公開。10月31日から11月9日にかけて開催される第33回東京国際映画祭では、特別招待作品として上映される。
高橋将貴 コメント
生きていくことのミクロとマクロに、あたたかい眼差しを向けたとても素晴らしい映画で心打たれました。
大島依提亜さんはいつも映画に対する真摯な愛情をもってコラボポスターをデザインされており、今回この映画で自分も参加できたことが大変うれしいです。作品の持つ不思議な魅力がマンモスの絵で楽しく伝わればと思い筆を運びました。
石黒亜矢子 コメント
急にぼんやりとしたりハッとしたり笑ったり辛くなったり泣かされたり。現実と白昼夢の世界を行ったり来たりして、最後は妙に爽やかな気分と共に「今を生きる」という事を考えさせられました。観られた皆様の感想がすごく聞きたい映画です。
そして今回の大島依提亜さんとコラボレーションさせていただいたこちらの映画ポスターは、大変楽しく、でもとても緊張しながら描きました。
丹地陽子 コメント
歳を取るのは悪いことじゃないし怖くもないんじゃない? と思わせてくれた素敵な映画です。キャストの皆さんも素晴らしかったです。鑑賞後の余韻をたくさんの人に味わって欲しいと思いました。
大島依提亜さんが手がけられた映画のパンフレットやポスターにずっと憧れを抱いていたので、今回のご依頼は大変嬉しかったです!
(c)2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会