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松山ケンイチ主演、引きこもり当事者たち描くドラマをNHKで放送

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「こもりびと」

松山ケンイチ主演のスペシャルドラマ「こもりびと」が、NHK総合で11月22日に放送される。

内閣府の調査で、その数100万人以上と推計される“引きこもり”。かつては若者に特有のものとされていたが、今では世代を問わず多くの人にとって身近なテーマとなっている。そんな中、2020年は新型コロナウイルスの影響で、多くの人が自宅に長い時間とどまる経験をすることに。そこでNHKは、今こそ“引きこもり”を改めて考える機会として「#こもりびと」プロジェクトを立ち上げた。

その一環として制作されたドラマ「こもりびと」では、膨大な取材の蓄積をもとに“引きこもり”当事者の声を描き出す。主人公は、10年以上にわたって引きこもり生活を送る倉田雅夫。元教師の厳格な父親・一夫は自身が余命宣告を受けたことを機に息子と向き合おうと決意し、一方の雅夫も引きこもりから抜け出す道を探る。

雅夫を松山、一夫を武田鉄矢が演じたほか、北香那、迫田孝也、根岸季衣らが出演。脚本を「フラガール」や連続テレビ小説「マッサン」の羽原大介、音楽を上野耕路が担当し、挿入歌にはTHE BLUE HEARTSの楽曲が使用される。

松山は「ステレオタイプのひきこもりからこの作品を通して少しでもその印象が変化していくことに期待していますし、各々の捨ててしまったもの、忘れてしまったものを振り返る機会になっていただけたらと思っています」と視聴者に向けてコメントした。

スペシャルドラマ「こもりびと」

NHK総合 2020年11月22日(日)21:00~22:13

松山ケンイチ コメント

ひきこもりの特性上、関係のない人たちが作り上げた像がそのまま認識されているような気がします。切り捨ててもいい存在。自分たちには関係のない人種。でももし、ひきこもりの人がいなかったら、誰が思いやりや優しさよりも効率ばかり求める社会にNOと言えるのかなと、少しだけですが当事者に触れてみて感じました。
ステレオタイプのひきこもりからこの作品を通して少しでもその印象が変化していくことに期待していますし、各々の捨ててしまったもの、忘れてしまったものを振り返る機会になっていただけたらと思っています。

(c)NHK