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ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」舞台挨拶で生田斗真が中山優馬の「ユメタマゴ」回想

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左から藤原さくら、生田斗真、中山優馬。(撮影:阿久津知宏)

中山優馬、藤原さくらが出演した舞台「偽義経冥界歌」が、演劇作品を映画館で上映するプロジェクト「ゲキ×シネ」として10月24日に上映開始。本日10月21日に先行上映付き舞台挨拶が行われ、主演の生田斗真、中山、藤原が登壇した。

「偽義経冥界歌」は劇団☆新感線の中島かずきが脚本、いのうえひでのりが演出を手がけ、源義経が実際に奥州に匿われていたという史実をもとに描いた物語。主人公の“偽義経”こと源九郎義経を生田、奥華次郎泰衡を中山、静歌を藤原が演じた。劇団☆新感線の旗揚げ39周年にあたる2019年に“39(サンキュー)興行”として大阪、石川、長野で上演されたもので、2020年に予定されていた東京の一部公演と福岡公演は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

今回、劇団☆新感線作品に初参加となった中山は「皆さん本当に優しくしていただいて、毎日楽しく笑いながら稽古が進んでいった記憶が鮮明に残っています。今思い返しても幸せな時間でした」と回想。また今作が初舞台だった藤原は「もともと劇団☆新感線の舞台をお客さんとしてずっと観に行っていたので、自分が出るという想像が全然ついていなかったんですけど、キャストの方もスタッフの方も皆さん本当に優しくて。舞台というのはこういうものなんだと初歩の初歩から教えていただいて有難かったです」と語った。司会から「生田さんの存在が心強かったのでは?」と投げかけられると、藤原より先に生田が「まあそうでしょうね」と答え、中山が「そこは俺らが答えるところやから!」とツッコむ場面もあった。

また生田は福岡・博多座での稽古中に残りの公演の中止が決定したときのことを振り返り、「いのうえさんが『このまま何もせず東京に帰るのは悔しいので、最後に通し稽古をしましょう』と提案してくれて、物販のお姉さんとか普段は舞台を観ることができないスタッフの前で演じました。切なかったなあ」と明かすと、中山もその言葉にうなずきながら「僕たちはこの作品で博多座に立ったんだぞと刻み付けようと考えていました」と感慨深げに話す。福岡出身の藤原は「いのうえさんが『家族を誘っていいよ』と言ってくださったので、ばあちゃんを呼んだら一番前の席に座っていた」と笑いを交えた。

本作が「ゲキ×シネ」として上映されることについて生田は「生の舞台では観られない汗、涙、呼吸、空気などが臨場感たっぷりに伝わってくると思います」「音がもうすごい。右から矢が飛んできて、左から斬られるんじゃないかというくらい。映像もこんなところまで見えちゃうんだ!って感じです」と熱弁。また歌唱シーンの話題では「中山優馬の歌を聴いたのはNYC時代以来だからうれしかったですね」「好きなんだよ、『ユメタマゴ』が」と、中山がNYC時代に発表した楽曲名をあげてからかった。さらに「この舞台を観たら、みんな藤原さくらの歌に魅了されると思う。でもさ、もっと藤原さくらの歌を聴きたいってなったらどうしたらいいんだろう?」と、10月21日にリリースされた藤原のニューアルバム「SUPERMARKET」の告知をアシスト。さらに中山が「ギターのチューニングを直しながら芝居をする藤原がすごかった」という印象的だったエピソードを話すと、そこに生田が「CDとか出したほうがいいんじゃない!?」と被せて藤原に2回も新作の告知をさせ、会場の笑いを誘った。