マキノノゾミ作・演出「東京原子核クラブ」に水田航生、霧矢大夢ら12人が挑む
ステージ
ニュース
水田航生
来年1月に東京・本多劇場で上演される、マキノノゾミ作・演出「東京原子核クラブ」の出演者が明らかになった。
このたび出演が決定したのは、水田航生、柿喰う客 / 青年団の大村わたる、加藤虎ノ介、平体まひろ、霧矢大夢、上川路啓志、小須田康人、石田佳央、荻野祐輔、久保田秀敏、文学座の浅野雅博、石川湖太朗の12人だ。
「東京原子核クラブ」は1997年に初演された作品。マキノは本作で、読売文学賞の戯曲・シナリオ賞を受賞した。舞台は昭和初期、風変わりな住人が集う下宿屋・平和館。理化学研究所に勤務する若き原子物理学者・友田晋一郎は、論文の発表が海外のライバルに先を越されて自信を失っていた。そんな折、平和館に訪れた海軍中尉・狩野が、理研の研究で新型爆弾を作れるのではないかと思いつき……。
今回の上演版では水田が友田役を務め、霧矢が神出鬼没の謎の女・箕面富佐子に扮する。水田は「今の令和を生きる自分の体を通した時、何を思ってどう感じるのかということを大切にしつつ、作品の持つメッセージや想いを表現出来るよう、稽古に励んでいきたいとおもいます!」と意気込みを述べ、霧矢も「マキノさんの代表作であるというプレッシャーはありますが、令和のこの時代だからこそ伝えられる演劇の熱で、皆さんと創り上げていきたいと思います」とコメントしている。
上演は来年1月10日から17日まで。チケットの一般販売は12月にスタートする予定だ。
水田航生コメント
この度友田晋一郎役を演じさせていただきます水田航生です。作・演出のマキノさんとは5年ぶりにご一緒させていただくのですが、5年の時を経ての再会が、マキノさんの代表作とも呼ばれるこの「東京原子核クラブ」ということで、とても身が引き締まる想いと共に光栄の極みに感じております。
23年前の初演の時から風化される事なく伝わる主題、今の世の中を暮らす人達に対して問いかけているメッセージや想いが台本を読ませていただいた時に深く感じました。今の令和を生きる自分の体を通した時、何を思ってどう感じるのかということを大切にしつつ、作品の持つメッセージや想いを表現出来るよう、稽古に励んでいきたいとおもいます!
霧矢大夢コメント
「風変わりな住人が集う下宿屋……」
おそらくは最も風変わりな住人、箕面冨佐子役を演じさせて頂きます。
非常にミステリアスで神出鬼没、かつ生命力に溢れ、役者としてなかなか掴めなさそうで、逆に、今からとても稽古が楽しみです。
マキノさんの代表作であるというプレッシャーはありますが、令和のこの時代だからこそ伝えられる演劇の熱で、皆さんと創り上げていきたいと思います。
「東京原子核クラブ」
2021年1月10日(日)~17日(日)
東京都 本多劇場
作・演出:マキノノゾミ
出演(登場順):水田航生、大村わたる、加藤虎ノ介、平体まひろ、霧矢大夢、上川路啓志、小須田康人、石田佳央、荻野祐輔、久保田秀敏、浅野雅博、石川湖太朗
※初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。