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劇団「地蔵中毒」の第12回公演が11月に駅前劇場で上演、オンライン生配信も

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CINRA.NET

劇団「地蔵中毒」の『第12回公演無教訓意味なし演劇vol.12「おめかし、鉄下駄、総本山~削ればカビも大丈夫~(村の掟、全無視Edition)』が、11月12日から東京・下北沢の駅前劇場で上演される。

大谷皿屋敷(劇団「地蔵中毒」)が作・演出を手掛ける同作は、5月に公演中止となった第12回公演を「(村の掟、全無視 Edition)」として再リミックスして上演するもの。ガラス細工と自分との距離感がつかめない病のタカシに起きた奇跡を描く。11月14日、15日の夜公演はStreaming+でオンライン生配信。

大谷皿屋敷(劇団「地蔵中毒」)のコメント

自粛期間中の最大の収穫は何か?と問われれば、「『おどるポンポコリン』の2番の歌詞を知れたこと」と答えざるを得ない。
有名な1番の歌詞「いつだって忘れない エジソンはえらい人」の虚無感もさることながら、2番の歌詞「いつだって迷わない キヨスクは駅の中」のメッセージ性の皆無加減には、尊敬の念すら抱く。

キャッチーなメロディに乗せて、「わざわざ伝えなくていいこと」を、「わざわざ伝える」その姿勢は、我々が目指してきた境地であり、到達しなくてはいけないゴール地点である。
世界中が混乱し、ともすれば「キヨスクは駅の中」的な発言が排除されつつある今、我々に出来ることは、「キヨスクは駅の中」的な発言の塊を虚空に投げ続け、「必要性のなさ」の「必要性」を伝えることではないか。

夜中の3時頃に、「キンタマに吊るしてもギリ耐えれそうな重さの物」について、真剣に議論したりするあの時間、どう考えても必要でしょ。
奇しくも、このタイミングで、初の駅前劇場進出となりました。駅前劇場史上、最もどうでもいい公演になるよう善処していきます。感染症対策も徹底致しますが、ご来場は無理をせず。ホント、マジで、どうでもいいことしかしないので。