聖人か?悪人か?司祭になりすました前科持ちの少年描く「聖なる犯罪者」予告公開
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「聖なる犯罪者」新場面写真
元犯罪者が司祭になりすました実在の事件をもとにした「聖なる犯罪者」の予告編と新たな場面写真が到着した。
本作は少年院に服役中で、前科者は聖職に就けないことを知りながら神父を夢見るダニエルを主人公とする物語。仮釈放となったダニエルはふと立ち寄った小さな田舎町で、司祭と勘違いされ教会に迎え入れられる。やがて人々の信頼を勝ち得ていくダニエル。しかし少年院の仲間が現れ事態は思わぬ方向に転がっていく。ダニエル役のバルトシュ・ビィエレニアは、本作での演技が高く評価され、第55回シカゴ国際映画祭、第30回ストックホルム映画祭で主演男優賞を受賞している。
ダニエルが立ち寄った田舎町は、多数の人が自動車事故により亡くなったばかりだった。YouTubeで公開された予告編には、村人たちの心の傷を癒やそうとミサで説教するダニエルの姿などを収録。「聖人か? それとも悪人か?」という言葉も映し出された。さらに、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー、「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライトが本作に寄せたコメントも紹介されている。
Netflix作品「ヘイター」のヤン・コマサが監督を務めたポーランド映画「聖なる犯罪者」は、2021年1月15日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。なお本作は、第92回アカデミー賞で、「パラサイト 半地下の家族」や「ペイン・アンド・グローリー」とともに国際長編映画賞の候補となった。
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