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吉田山田、デビュー記念日に11年の歩みを振り返る16曲を熱演

音楽

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ナタリー

吉田山田(撮影:後藤壮太郎)

吉田山田がデビュー記念日である昨日10月21日に東京・harevutaiにて無観客配信ライブ「吉田山田デビュー11周年記念配信ライブ」を開催した。

2009年10月21日にシングル「ガムシャランナー」をリリースし、メジャーデビューを果たした吉田山田。彼らは毎年デビュー記念日にライブを開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて、無観客での配信ライブを行った。

定位置に立ち、カメラに向かって深々とお辞儀をした吉田山田。2人で向かい合い、吉田がギターを爪弾き始めると山田義孝(Vo)はリズムに乗りながら「僕らがたどり着いた11年。描いた場所へはまだまだ遠い。悔しさ、切なさ、喜び、楽しみ、愛おしさ、全部詰め込んでまだまだ行くぞ!」と自身の思いを口にする。吉田結威(G, Vo)のカウントと共に披露されたのは、人気曲「希望とキャンディ」。2人は時折視線を交わしながら、息ぴったりのデュオで観る者を楽曲の世界に惹きこんでいった。

1曲を披露し終え、視聴者に向けて挨拶をした2人。山田はオーディエンスのいない状態のライブハウスでも「ステージに立った瞬間にグッとくるものがあった」と明かし、「距離はあるかもしれないけど、届いているはず」とライブの手応えを語った。

MC後に披露された「ツボミ」「かさぶた」といった楽曲は普段のライブではなかなか披露されないレア曲で、2人はこれまで発表してきた楽曲の思い入れなどを語りながら1曲ずつ丁寧にファンに届けていった。曲の合間に「歌いながら思い出す人や景色がある」と話し始めた2人は、11年前のデビュー日に渋谷にある家電量販店・ヤマダデンキの店頭でライブをしたことや、山の中腹にある遊園地で夜間ライブをした際に光に引き寄せられてステージ上に虫が集まってしまい困ったことなど、さまざまなエピソードを語り合い、吉田山田として歩んできた11年を笑いながら回想した。吉田山田の名前を世に広く知らしめた「日々」、「大事な思いを形にした1曲」という曲紹介から披露された「約束のマーチ」という代表曲の演奏を経て、ライブは後半へ。サポートメンバーをステージに呼び込むとバンド編成で「夏のペダル」「Color」といったライブの定番曲が次々と繰り出された。

曲のイントロで「負けんなよ!」と何度も叫んだ山田は、ジャケットを脱ぎ捨て「未来」を熱唱。途中、感極まって言葉を詰まらせながらも渾身の歌声を視聴者たちに届けた。またこの日のライブでは10月28日に配信リリースされる新曲「好き好き大好き」がライブで初披露された。サビで「好き好き」とシンプルに繰り返すポジティブなメッセージソングを届けたあとは「いくつになっても」につなぎ、2020年にリリースした楽曲が立て続けに披露された。

デビュー記念日のライブが無観客ライブになったことを受けて、山田は「お客さん1人ひとり目を合わせて感謝の言葉を伝えたかった」と自身の心情を吐露。「みんなの歌声、手拍子、拍手に支えられて成長してきた」と話し、ファンに向けて感謝の言葉を述べた。「一生音楽をやっていきたい」と力強く宣言した吉田は「僕らは声が枯れても、腹が出ても、髪が抜けても歌い続けます。そんな決意を込めて最後に1曲、心を込めて歌います」と語り、デビュー曲「ガムシャランナー」を歌い始める。曲中で「12年目、13年目もすごく楽しみ。これからも歌い続けるからついて来いよ!」と、熱いメッセージを視聴者に届けた山田は「走れ 走れ」と画面の向こう側に精一杯のエールを贈った。計16曲が披露されたところで、この日のライブはフィナーレを迎えた。

吉田山田「吉田山田デビュー11周年記念配信ライブ」2020年10月21日 harevutai セットリスト

01. 希望とキャンディ
02. ツボミ
03. OK
04. かさぶた
05. 日々
06. 約束のマーチ
07. 夏のペダル
08. Color
09. 未来
10. 好き好き大好き
11. いくつになっても
12. メリーゴーランド
13. Today,Tonight
14. 新しい世界へ
15. イッパツ
16. ガムシャランナー