北朝鮮強制収容所の実態描くアニメ「トゥルーノース」2021年に公開
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「トゥルーノース」
北朝鮮の強制収容所を題材とするアニメーション「トゥルーノース」が2021年に公開される。
10月31日に開幕する第33回東京国際映画祭の「ワールド・フォーカス」部門に出品されている本作。キム・ジョンイル体制下の北朝鮮で強制収容所に入れられた家族の姿を通して、過酷な環境で生きていく人々とその仲間の成長を描く。
収容体験を持つ脱北者にインタビューを行い、10年もの歳月をかけて本作を作り上げた監督の清水ハン栄治は「平穏な世界に住む皆さんに『よりよく生きる』ヒントを提供できれば嬉しいです」とコメントしている。YouTubeでは予告編が公開中。
清水ハン栄治 コメント
危なっかしい素材を選んだね、とよく言われます。人権や外交はさておき、僕が興味があったのは「生きるか死ぬかの環境下で人はどう振る舞うのか?」。収容所では倫理観を放棄し堕落する人もいるし、人としての尊厳を守りぬく人もいる。その違いをうまく映像化し、平穏な世界に住む皆さんに「よりよく生きる」ヒントを提供できれば嬉しいです。
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