「きみのめ」吉高由里子×横浜流星、釜山映画祭Q&Aでお気に入りシーン振り返る
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第25回釜山国際映画祭「きみの瞳が問いかけている」リモートQ&Aイベントの様子。左から横浜流星、吉高由里子、三木孝浩。
第25回釜山国際映画祭における「きみの瞳(め)が問いかけている」のリモートQ&Aイベントが本日10月23日に韓国・釜山シネマセンターで開催され、キャストの吉高由里子、横浜流星、監督の三木孝浩が参加した。
本作では事故で視力と家族を失った明香里と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁の純愛が描かれる。明香里を吉高、塁を横浜が演じた。共演にはやべきょうすけ、田山涼成、野間口徹、岡田義徳、町田啓太、風吹ジュンが名を連ねている。
映画祭での上映チケットが即完売したという本作。3人は「アンニョンハセヨー!」と韓国語で元気に挨拶し、イベントをスタートさせた。吉高は「相手の目を見ることなくセリフを言うのが初めての経験だったので、伝わるのかどうか不安でした。目が見えないという設定なので、髪の毛が目にかかっていても放ったらかしにしたまま演じていました」とこだわりを明かす。観客から「まなざしが印象的」とコメントされた横浜は「目での芝居は意識してやっていて、明香里に気持ちが届けばいいという思いと、明香里の思いをしっかりと受け止めようという意識を持って演じていました」と振り返った。
本作のためにBTSが書き下ろした主題歌「Your eyes tell」も話題に上る。三木は「BTSは世界を代表するアーティストなのでダメ元でオファーしたところ、なんと快く引き受けてくれました。そして映画に寄り添った曲を作っていただき、感謝しています」と礼を述べた。
好きなシーンを尋ねられた吉高は「選べないなー! 難しい!」と悩みつつ「初めて2人がキスするシーンが好き」と回答。「あのキスシーンの光は自然光ですか?」と観客から質問されると、三木は「2人を美しい光で包みたかったので、美しい照明で作りました」と答えた。一方、浜辺のシーンが気に入っているという横浜は「初めて塁が自分の過去を明香里に話したり、彼女の言葉に救われてグッと距離が近付いたりするので、大事なシーンだと感じました」と思い入れを明かした。
「きみの瞳が問いかけている」は全国で公開中。吉高、横浜、三木のオーディオコメンタリーを聴ける副音声上映は11月6日にスタートする。
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